いつかの旅 かわいいは正義・おいしいは正義
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    おひとり様なんて言葉が一般的になったのはいつからだろう。
    ひとり旅という言葉は昔からあったわけだから
    ひとりで食事するのも宿泊するのも別に珍しいことではないはずだけど、
    わざわざ名前をつけて、ことさらにハードル高いことのようにいう
    その意味がわからない。
    ひとり映画は当たり前というかむしろひとりがいい。
    ひとり焼肉もひとりカラオケももともと平気。
    今回はひとり旅だから、当然のようにひとり温泉旅館。
    そして最終日にして今回の旅のメインイベントはひとり動物園。
    まわりの人からは、不思議な人に見えてるのかしら?
    いや、むしろありだよ、ひとり動物園。
    パンダ→イルカ→パンダ→動物ショー→パンダ→サファリ→パンダ
    みたいな楽しみ方、ひとりじゃないとできないでしょ。
    まぁ、何度戻っても昼間のパンダはほぼお昼寝状態だけどね。
    寝てたら寝てたでかわいいんだからしかたない。
    基本食べてるかゴロゴロしてるかしか見せてくれない父ちゃん母ちゃんだけど、
    末っ子の結浜が木に登ったり、降りたり、というよりおっこちたりと
    かわいいのお手本を見せてくれる。
    やばい、飽きない。



    パンダってずるいよね。
    もうかわいいってだけで生きてるよね。
    「私、かわいいから援助してくださーい」って言ったら
    ホイホイおっさん達がついてくる小悪魔女子みたいな。
    そんな腹黒なこと考えてそうなくらい、目は笑ってないのがいいよね。
    もとはと言えば、シャンシャンが見たいけど上野動物園で何時間も並ぶのはいやだ、
    と和歌山に行ったはずなのに、
    2才の結浜がこんなにかわいいなら、1才のシャンシャンはどれほどかわいかろうと、
    ますますシャンシャン見たい気分が高まってしまった。
    やぶへび。



    ひとりなのをいいことに、ほんとにへとへとになるまで動物園を堪能。
    ランチの時間さえ惜しんで、大阪で買ってたパンをかじりながら歩き回った。
    てか、どうせ観光地価格であんまり食べたいものなかったし・・・
    というわけで、予定を少しだけ早めに切り上げ、一杯やって帰ることにした。
    白浜温泉に宿泊する日が、たまたま臨時休業ということで諦めていた居酒屋。
    バスの時間を調べたら、小一時間呑んでも予約していた最終のくろしおに間に合う。
    なんでも「日本三大酒場」のひとつに入るってそら、気になるじゃないか。
    てか、日本三大酒場って何だよ?!誰が決めたんだよ?!と気になる人は・・・
    まぁ調べてみてください。話が長くなっちゃうから(笑)。
    確かに温泉街にあるにしては、商売っ気の少ない店のつくりにそっけないメニュー。
    和歌山名物、何でもあります!みたいな頑張ってる感がないとこがいい。
    その日に入った刺身や地元でとれる貝、
    シカ肉などのジビエ、決してインスタ映えするような仕様ではない(笑)。

    L字型の大きなカウンターが調理場を囲み、小上がりの座敷が数席。
    まだ食事には少し早い時間で先客は2組ほど、からの、
    ガイドブックには載ってるお店だけあって、あっと言う間に満席。
    生タコの刺身は吸盤が舌に吸い付く初めての食感。
    これまたお初のウツボの生干し。
    目の前のロースターで焼くと、ふくふくと身がもちあがってくる。
    よーく焼けという店主の言いつけ通りに皮が焦げるくらいに焼く。
    小皿にはなぜか砂糖じょうゆ。
    皮はパリパリ、身はもちもち、味は思ったより淡泊。
    な、ウツボをじっくり甘く砂糖醤油で食べるのが
    白浜の名物とな。
    ちょい飲みし、ちょい食べして、
    ますます食べたくなった気持ちをぐっとこらえて
    特急くろしおの最終に乗るべく駅へ向かう。
    行きは当たらなかったアドベンチャーワールド仕様の車両だぜ。
    これでもう心残りはない、と言いたいところだけど
    冬のパンダ、冬の味覚のためにまた行きたいなぁ・・・


    | 立石 義江 | 旅の日々 | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    いつかの旅 酒と風呂の楽園
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      二日目はいよいよ白浜へと移動。
      朝ごはんは、大阪名物(?)の朝呑み。
      自転車を諦めた以上はこちらを楽しまなければ。
      「京橋はいいとこでっせ。グランシャトーがありまっせ」
      とうろ覚えの昔のCMソングを脳内再生。
      朝ごはんに飲める店があるってほんと、いいとこやわー。
      しかも、9時オープンの店に9時15分に行ったら満席って・・・
      日本一酒呑みに寛容な町じゃないかしら、大阪。
      安いはもちろんだけど、あなどれない美味さだったのが「まつい」のポテサラ。
      おでんの鍋から出汁のしみたじゃがいもと卵をとりだし、ちゃちゃっとつぶしてマヨネーズ。
      もうほっとくとこの朝呑みの話だけで、一日分の日記が書けるわ(笑)。

      天王寺からの特急くろしおでうとうとしたり、脚本読んだり。
      天気予報通り窓の外は雨。
      車窓からの海もどんより。
      幸い現地についたら小雨降ったりやんだり程度の雨だったけど、
      海沿いの観光地をまわるには不向きな天気。
      はりきってバス乗り放題チケットは買ったものの
      ちょっとテンション下がりながらまずは昼食。

      「とれとれ市場」
      巨大なお土産センターでフードコート。
      名物の海鮮丼カウンターの長蛇の列にさらにテンションを下げながら
      軽めのお昼ごはん。
      夜はおごちそうを食べるし控えめに。
      ってところで隣の若者グル―プがインスタ映えしそうなたこ焼きを食べてるのを発見。
      たこ焼き+ビールで十分だったな・・・
      「円月島」は車窓から見て、「三段壁」「千畳敷」と小雨降る中、お約束の観光地にも。
      「三段壁」の洞窟の中の波は雨のおかげでものすごい迫力。
      「千畳敷」は、火曜サスペンス劇場的な断崖写真、
      もしくはスターウォーズ的な砂の世界の写真をとれそうな景色。
      でも結局一番心に残ったのは、これはいただけないな砂岩への落書き。
      長い年月をかけて自然がつくったこの形を
      簡単に削れるからというだけでこんな心無いことをする人がいる。
      てか、ここに自分の名前を残すことの何が嬉しいのかさっぱりわからない。
      軽く呪いをかけてやりたい。
      「この人たちが観光地で撮った写真は全部目をつぶってて、ソフトクリームを買えばポタッと落ちて、宿ではシャワーが故障していきなり冷水がかかりますように」



      雨の中の観光は早めに引き上げて今宵の宿へ。
      今回の旅で迷ったことのひとつが白浜温泉での宿をどうするか。
      ミニマムな素泊まり宿に泊まって外食するのと
      温泉旅館に泊まってゆっくりすごすのと。
      結局一人で外食しても思うほどには食べられまいと旅館を選択。
      そしてどうせならいい宿に泊まろうと、どのガイドブックにも載ってるような
      白浜温泉の代表的なお宿「海舟」へ。
      そして、日本の旅館の「おもてなし」の底力を知る。
      ウェルカムドリンク、浴衣の貸し出し辺りは今どきどこでもやってるけれど
      夕食が二部制なので8時からの遅い夕食の人にはおやつのお饅頭。
      お風呂上りにアイスキャンデー、夜食にはラーメン、
      朝風呂上りはヤクルト的な乳酸菌飲料。
      お部屋の珈琲は豆から入れる本格派。
      いや、実際アイスキャンデー食べたのも、自分で豆をひいたのも数年ぶりでしたわ。
      お風呂自慢の宿だけあって、男女それぞれのお風呂に加え、湯浴み着を着る混浴風呂、
      貸切の家族風呂が3つ。
      食前・食後・朝の時間を使って5ヶ所全部入浴したけど
      どれも、海に面した斜面をうまく使って、さえぎるものない絶景と波の音がここちよい。
      もちろん、肉も魚も少しづつのフルコースの夕食、サラダバイキングもついた朝食と
      食事も充実。
      街歩きの旅なら、ビジネスホテルどころかカプセルでも平気な私だけど
      温泉地ではこの贅沢はありだなぁ。

      そして働いてる人の感じがとてもよかった。
      チェックインの説明も夕食の給仕も
      地元の学生バイトかな?も含めて若者多数。
      インバウンドのお客様も多いなか、横耳できき耳たててると、
      マニュアル通り以外の質問にもちゃんと答えるなかなかの語学力。
      何より、そうやって英語を使ってコミュニケーションできることを
      ちょっと嬉しそうな顔して働いてる。
      なんかおばちゃんは嬉しくなっちゃったんだよねー。
      ベテランらしきおじさん社員が、チェックインの説明してるのもチラ見したけど、
      ちょっと照れながら英語をしゃべっている姿もほほえましく。
      海外にでていってのコミュニケーションも難しくも楽しいものだけど、
      日本の料理や温泉、浴衣についてなんてちゃんと英語で説明できたらいいよねぇ。

      | 立石 義江 | 旅の日々 | 12:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      いつかの旅 まだ旅だってもいないのに
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        ちょっと時間が経ってしまったけど、やっぱり記録としてブログにも書いておこう。
        6月の大阪・和歌山の旅。
        「いつか」行きたいと思ってる場所ってあるよね。
        海外だと南米とかアフリカとか。「いつか」とというより「夢」として行きたいと思ってる場所もあるけれど、国内だと、いつか行けるだろと思いながら先延ばしにしてる場所も。
        昨年病気をした時に、「いつか」を「今」にしていかなきゃなぁなんてことを考えた。
        で、今回は
        「いつかアドベンチャーワールドにパンダを見にいこう」
        「いつか自転車を持って旅をしたい」
        のふたつの「いつか」くっつけて一気に叶えるための旅の計画。
        実は春先にダホンの折り畳み自転車を買った時から
        この旅の計画をしていた。
        去年の病気完治のお祝いに、保険もおりたことだし、
        チャリを買ってそれで旅にでるところまでが、自分の身体へのご褒美。
        しかぁし、今、その計画当時の私に言いたい。
        なぜ6月に?梅雨の季節に計画をした?
        もともと6月に大阪まで観劇旅行に行こうとしていたのと
        くっつけたからしかたないっちゃしかたないんだけど、
        まぁ降るよね。6月だもの。
        おまけに台風が発生して
        和歌山県の沿岸部には「大雨・強風・波浪注意報」だと。
        そら、そうだ本州最南端の半島だもの・・・
        というわけで、折り畳み自転車のブラックスピネル号は置いていくしかなくて
        「いつか」のうちの一つだけを叶える旅になってしまった。
        自転車のほうの「いつか」はまた計画すればいいさ、と思ったけれど
        正確に言うと、アドベンチャーワールドの「パンダラブツアー」という
        パンダの近くまで行ける限定ツアーが売り切れていたので
        パンダの旅に関しても「いつか」の持越し。
        結局、「いつか」はひとつも叶えられてないじゃん?な旅でしたが
        まぁ結果オーライ。
        って旅の前提を書いてるだけでこの長文。
        まだ旅立ってもいないのに(笑)。



        まずはこだまで大阪に入って観劇ハシゴ、
        の前に向かったのは日本一長い商店街「天神橋筋商店街」。
        天満の駅を降りたその景色だけでテンションあがるわ。
        迷路のような小さなアーケードや路地。
        狭い間口から溢れる商品、昼呑みできそな飲食店。
        もう地図とか見ないで存分にこの路地で迷いまくりたい衝動。
        もちろん後の予定もあるのでそうはいかずに
        大阪の女優サキやんおすすめのお好み焼き屋で食事して
        商店街をざらっと流す。
        ベタ・おばちゃん向けが多いとはいえ、衣料品が安くて、呉服屋さんも多い。
        なかには「大衆演劇衣装専門店」なんて、これで商売成り立つんかい?って店があったり。
        「衣装探しならここやな」とすぐ芝居に結びつけて考えるあたりは職業病。
        でも、そのあと梅田のキラキラっしたファッションビルや
        小じゃれた飲食店街を見てもこの商店街ほどには心ときめかなかったので
        やっぱり私には大阪のおばちゃん(いや、もしかしたらおっちゃん)のDNAがどこかに刻まれているらしい。
        夜観劇のあとは、偶然にも同じ芝居を観劇していた
        大阪で働くミサカをつかまえ、
        ワインを飲み、美味しいパンを買い
        夜遊びにまでつきあわせてしまった。
        まずは街歩きの楽しさを満喫した初日。

        | 立石 義江 | 旅の日々 | 12:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        街を歩けば シンガポール旅日記後編
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          と、シンガポールの街のことを書こうとしたが
          実はちっとも街は歩いていない。
          初日から夜景も朝もとホテルのプールでとばしすぎて
          母をすっかり疲れさせてしまい、
          移動はほとんどタクシー。
          てか、なにしろマリナベイサンズというホテルがでかすぎる。
          プールも屋上も、ガーデン・バイ・ザ・ベイという植物園も
          同じエリア内とは言え、とにかく広くて歩くと疲れる。
          隣接するショッピングモールには夜一人ででかけたが
          こちらも半端なくでかくて、目的なしに歩くのは辛いくらい。
          しかもこの時はセブンイレブンでビールを買うのを目的だったのに
          22時半をすぎていてビールが買えなかったという辛いおまけつき。
          ただ、噂通りに街はきれいで
          夜景はきらきらしていて
          タクシーの運ちゃんは親切で
          マーライオンは小さかった。



          観光的にはプラナカン博物館で見た
          プラナカンの女性の緻密な刺繍が見応えあった。
          美しいビーズのサンダル、高くて買えなかったけど。
          あとはやっぱり最新設備の「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」は面白かったな。
          なんかズートピアの近未来の景色みたいな
          それでいて、ジャングルブックやアバターの世界みたいな。
          て、どうしても喩えが映画になってしまう(笑)。



          姉貴は世界遺産のボタニカルガーデンの方に未練を残したよう。
          動物園は3つあるうち、トラムでまわりやすそうな
          シンガポール動物園を選んだけど私の未練は
          リバーサファリのパンダちゃん。
          リトルインディアやアラブ街などのシンガポールならではの
          街歩きもできなかったし
          何よりローカルフードを全く食べてない!
          母や姉は食に対してはあまり冒険したがらんからねー。
          なんか旅に行ったばかりなのに
          またすぐに旅に行きたい衝動。
          もう一回リベンジしに行きたい気持ちはあれど
          物価が高い、というよりビールが高い街シンガポールより
          昼間っからビール飲んでぐだぐだできるとこ。
          「バンコク・ナイツ」観たばかりだからバンコクもいいなー。
          | 立石 義江 | 旅の日々 | 13:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          旅のきっかけ シンガポール旅日記・前編
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            もとはといえば旅のきっかけはうちの母ちゃんの「最期最後詐欺」だ。
            「もうお母さんは年齢だから、海外旅行も最後だから」という
            母のおねだりにのっかって、台湾・ベトナム・トルコ、で
            このシンガポールはもう4ヶ国めか。
            まぁ、自分で自分のキャリーケースをひっぱって歩ける間は
            もう少し一緒に旅ができるかもと思いましたが。
            昨年「はじまりはヒップホップ」という映画みたのも
            きっかけのひとつ。
            オーストラリアの小さな島のおじいちゃん・おばあちゃんが
            ベガスのヒップホップ世界大会を目指す話。
            ヒップホップに挑戦する彼らの姿もよかったけど
            ベガスのホテルのプールまで満喫しちゃう姿にニンマリ。
            今度の旅では、絶対水着を持って行こうと決めた。
            しかも、同じ映画を観た姉貴までも「のった!」と言いだした。
            母との海外旅行は今までいつも私が担当だったので
            「のっかるくらいなら、姉ちゃんが母ちゃんを連れていってやればいいのに」
            とちょっとふてたら、「グレードアップ料金はだす」といいだしたので即決!
            今回の旅の目的は
            シンガポールのあのホテルのプールで女3人でビキニで泳ぐ、だー!!

            というわけで、今回の一番のお気に入り写真はこれ。
            ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ側のジャグジープールでのこのショット。
            ザ・女子旅、でしょ。
            結果、80オーバーの母を連れての旅には
            姉もいてくれて3人でよかった。な、3ショット。



            みんなが写真を撮ってる海側のプールは
            私の身長ではギリギリ顔がでるくらい。
            天空のプールの写真スポットに行くには
            ほぼ同じ身長の姉はキョンシーのように両手でバランスをとり
            母は私に支えられながらピョンピョン飛びながら歩くという
            なんともほほえましい風景だったのですが
            基本、立石家はデジタルで撮ってもプリント主義なので
            写真はこのくらいで。



            | 立石 義江 | 旅の日々 | 07:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            大阪パラダイス、酒呑みパラダイス
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              今回の関西への旅の目的は奈良での観劇。
              とは言え、関空にも奈良にもアクセスがいいなんばに宿をとる。
              となれば、大阪食いだおれ旅というもうひとつの目的もあって当然、自然の流れ。
              まぁ自分メモでもあるのでちょっと長くなりますが
              せんべろの旅の記録を。

              土曜日、関空からなんばへ到着してまずはホテルへ。
              いや、あがるね。
              なんとも大阪らしい混沌としたこの景色。
              大阪の台所「黒門市場」も看板が見えるほどの距離なので
              まずはそちらで、外国人も目立つ観光客の波にもまれる。
              見た目もかわいい蛸を手にいれた蛸好きコガキョの満足顔。
              アツアツのあなご天を手にいれた私たちは
              近くの酒屋にかけこみ、店をでるかでないかのうちに
              缶ビールで乾杯。
              からのその缶ビールを手にしたままたこ焼き屋へ。
              初日お昼。
              黒門市場:あなご天半分こ(二度揚げでアツアツ)250円 わなか:たこ焼き半分こ(中とろとろタイプうまい)250円 缶ビール240円
              しめて740円のせんべろなり。



              夜は奈良で歩き回って疲れてたのもあって座れる店へ。
              串カツ。たこ焼き。たこミイラ、はたこの干物ね。
              するめよりさらに味の濃い感じ。
              生ビール2杯で一人1700円くらいだったかな。
              1Fのスタンドで飲めばもっと安かったんだろな。
              まぁそれでも安いんだけど、立ち飲みせんべろ店と比べてしまうと
              感覚がおかしくなっちゃうね。



              二日目。
              屋台村で飲んだ日本酒・ホットラム・ワインもいれると結構飲んだな。
              呑みすぎた翌朝はうどんだろうと、朝からやってるうどん屋を探す。
              ネットで下調べをしてホテルをでたのが9時頃。
              で、ホテル周辺を歩く人の多さにびっくり。
              日曜9時に人がうじゃうじゃ歩く繁華街。
              うどん屋も満席。
              そのはす向かいの朝からあいてる立ち飲みの店も満席。
              これから朝ごはん食べて、一杯ひっかけて、
              パチンコ屋に並ぼうっていうことみたいだけど
              それにしても早起きね。健全なんだか不健全なんだか(笑)。
              こうなると、うどんでお腹は満足しても
              私の好奇心が満足しない。
              まわりの立ち飲み屋の混雑具合をちらちらチェックし
              なんばと日本橋を結ぶ地下街にも潜入。
              日曜10時前の地下街で開いてる店はモーニングをやってる喫茶店。
              かと思うとシャッターの締まった小奇麗な地下街の一角に
              おっちゃん達が吸い込まれていくスポットが。
              こちらも満席繁盛の立ち飲み屋。
              いや、もうさすがに朝から飲みたくなんかないんだよ。
              飲みたくなんかないんだけど、ここまで来たら社会勉強。
              つい覗いてしまうではないか。
              覗いたらお姉さんが、「今日はレディースサービスデイ。生中が安いよ」と
              声かけてくれるからつい飲んでしまうではないか。
              しかし、本当に大阪の街は酒に対するハードルが低い。
              北九州にも24時間飲める店、とかあるけど朝からこんなに
              びっしり満席ってことはないよ。
              東京もそうだけど、人口が多ければそれだけいろんな時間に働くいろんな人がいて
              働かない人もいて、ってことかもしれないけど、大阪は境目がないというか住み分けがないというか。
              ベタな立ち飲み店が小奇麗な地下街にあったり、
              客層も労働者風のおっさんばかりかと思うと
              え、今から出社するんじゃないよね、って感じの
              サラリーマン風の男性もいたり、
              なんでも混ぜ混ぜ、混沌な風情が面白きかな。
              松屋:きつねうどん260円
              七津屋なんばウォーク店:生中240円 梅焼き(せんべろネットさんもおすすめ。歯ごたえのあるはんぺんって感じで練り物好きの私にぴったり) 土手焼き串で計650円




              午後からは別行動をとっていたコガキョと合流。
              “だいたい2時ごろ、通天閣の下で”というおおざっぱな待ち合わせ。
              日曜昼下がりの新世界はもう酒飲みパラダイス。
              串カツの有名店には行列ができ
              家族連れもそぞろ歩く健全な観光地になったこの街にも
              まだまだ背中を丸めたオヤジが似合う渋い店もあり
              こちらもまさに混沌な感じ。
              五円屋:串カツ数本と5円のスープ(これが水炊きの最初のスープみたいで美味) 生ビール1杯で計639円
              酒の穴:かぼちゃの串カツ(ほくほくでうまい)八宝菜200円(青年団太田さんもおすすめ、なぜかほろっと崩れるじゃがいもが)日本酒特級(菊正宗)熱燗で計650円



              お酒を飲まない人にとっては、
              朝から呑む、なんて想像もつかない世界だろうけど
              私は「酒呑みに優しい」街は
              他のいろんなことにも許容度の高い街って感じがして好き。
              朝から酒呑む私は確かにダメ人間だけど
              自己責任でダメ人間になるなら許す!って言われてる街。
              いや、「許す!」でもないな。
              「どうぞご勝手に」かな、それが心地いい街。

              | 立石 義江 | 旅の日々 | 09:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              夏の広島 酔いどれ編
              0
                日曜日、福岡での観劇予定もあり夕方19時すぎに広島いり。
                新幹線、こだまでも1時間ちょいの旅だから
                日帰りでも十分な距離だけど
                あえて前ノリするのはもちろん広島で一杯やりたいから。
                繁華街にホテルとってるし、駅についたらまずはチェックインして
                と予定してたところにメールがはいる。
                まさにすれ違いで広島を出ようとしていたコガキョから
                博多から新幹線に乗ろうとしていた私に。
                「ここ、絶対立石さん好きそうだから行ってみて。」
                こういうおススメにはすぐにのっていくと決めています。
                場所は横川。
                おお、あの横川シネマのある街か。
                繁華街からちょっと離れてるので今回は無理かなと思ってたんだけど
                手元のチケットを見れば、広島市内ならそのまま使えるではないかと気付く。
                ならば行くしかないなと広島駅で新幹線をおりたらそのまま在来線に乗り換え横川へ。
                旦過市場を思わす古いアーケード
                私好みのディープな酒場が並ぶ路地裏にその店はありました。
                「本と自由」。
                まさに横川シネマのすぐ近く。
                古い建物と古本がよくなじむ空間。
                カフェというかバーというか、カウンターでは常連さんが
                今から見に行く映画の話をマスターとしている。
                (ちなみにFAKEを見にいく前にビール一杯ひっかけてた)
                何よりマスターがどんピシャでタイプ(笑)
                常連さんだらけの中にアウェイな気分で大丈夫かしら、と思いながらも
                いざ飛び込めば、こういう店は異邦人を受け入れるのにも慣れている。
                映画の話をし、広島の街情報を仕入れ、
                しまいには翌日観にいくストリップを熱く語り
                第一劇場のなくなる前にぜひ、と力説しておりました。

                そういうサブカルの話ならお隣がいい、とこれまたお勧めにはのっかる。
                「本と自由」とは共通の常連さんが多いようで
                じゃあご一緒に、と隣の「外国」へ。
                噂のカレーもカルボナーラ風のラーメンもどっちも食べたくて
                初対面の方と半分こしてつつきあう不思議な夜。
                こういう出会いがあると一気にその街と人が好きになるよね。
                芝居やライブのフライヤー、ポスターの重なりあう店の壁。
                ふと、今の福岡にこんな店あるだろうかと考える。
                常連も遠来の客人も垣根なく迎え入れる屋台文化的な居心地のよさは
                通じるところもあるけれど
                「映画」や「芝居」、それもちょっとサブカルよりなもので
                根っこのところでつながってるこの感じ。
                福岡はもしかしたらそういう面白さを失った
                ただのこじゃれた街になっているのかもしれないな・・・

                終電で流川の繁華街に戻り、
                そういえば、なぜ私は広島で牡蠣でもお好み焼きでもなく
                カレーとラーメンを食べているのだろうと思い直して
                お友達に教えてもらった「へんくつや」さんで〆のネギ焼き。
                炭水化物少な目メニューにしたからいいやろー、とは誰の許可を
                求めているんだろう。

                で、二日目、ストリップの合間にどうしても行きたかった店。
                実は広島に行った時はぜひ、と心のメモ帳に書き留めておいた店がありまして。
                広島のある酒屋さんが、昔ながらのビールサーバーを復活させて
                粋な立ち飲みをやってるという紹介を見た覚えが。
                TVを持ってない私がいつどこで見たのか、店の名前も覚えてなくて
                シンデレラを探すくらいの気持ちで検索かけたら
                「広島 生ビール」だけであっさりヒットしてきました重富酒店。
                メニューはビールのみ、つまみなし。ただし、注ぎ方によって味がちがう。
                おかわりは一杯、計2杯までしか飲めない。
                という大人なルールのお店。
                なんと言ってもマスターがビールを注ぐ姿がかっこいい。
                大好きなかりん塔の生ビールは、
                クリーミーな泡で炭酸を閉じ込めるタイプのビール。
                こちらの昭和のビールサーバーは、ビールの流量が多く勢いよくそそぐ
                暴れん坊タイプのビール。
                ところが一杯目のビールとしては、こののどごしが確かにうまいのよねー。
                マスターのご教授どおり、腰に手をあて、足は肩幅。
                お風呂上りの牛乳のようにゴクゴクと。
                そしてなんと、九州で唯一ここと同じサーバーがある店が
                地元の黒崎にという情報をマスターから聞く。
                まさか遠く広島で地元の店を教えてもらうとは。
                待ってろよ、黒崎ダイマル。

                深夜バスに乗る前の広島最後の呑みは
                これまた強力におすすめされた「中ちゃん」でうにクレソンを食べる予定だったのに
                本日売り切れとのこと。
                いいんだ、リベンジするんだから。
                行きたい街、行きたい店が増えるのは嫌いじゃない。


                | 立石 義江 | 旅の日々 | 19:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                夏の広島 街歩き編
                0
                  実は広島の街を歩いたのは初めて。
                  子供の頃にちらっとと大学時代にちらっと。
                  どちらも通過点的に過ぎただけで
                  街を歩いた記憶はほとんどない。
                  繁華街に撮ったホテルは平和大通りのすぐ近く。
                  通り沿いに十数分も歩けば平和記念公園に行けるらしいということで
                  朝からお散歩。
                  月曜の朝、平和大通りを通勤に急ぐ人の流れの中を
                  のんびりと歩く。
                  大きな木の木陰。蝉の声。
                  前日夜に会った広島の人たちに
                  街のこと、名所旧跡のこと聞くたびに
                  「広島はなんにもなくなってしまったからね」という言葉を
                  何度も聞いた。
                  この大きな木陰に、そこから広島が築いてきた70年の月日を思う。
                  まだ70年。もう70年。



                  しばらく歩くと開けた橋の上にでて、原爆ドームが見えてきた。
                  子どもの頃の私は原爆ドームを見て、あのボロボロが怖いと泣いたという。
                  もう自分の記憶なのか、親に言われた言葉だけの記憶なのか、自分でもわからない。
                  間近で見上げる原爆ドームは想像より小さい。



                  大人の私はもう泣かない。
                  その痛ましさに泣きそうになるけど、
                  外から来たモノがこれを見て泣くのはなんか違う気がするから泣かない
                  平和記念資料館でみる被爆者の遺品にはもう一度泣きそうになる。
                  子どもの頃のように、ただただ怖かった。
                  大人の私が広島に行った感想が「怖かった」ではいけないけれど
                  そう感じたことを忘れないでいようと思った。

                  「原爆の子」の像の前では小・中学生による慰霊祭があってた。
                  最近、他地域では夏休みの登校日もなく、原爆投下の日や
                  終戦記念日の平和教育もないときく。
                  広島にある当たり前を思う。

                  朝早くから歩きまわったので午後の予定まで中途半端に時間があく。
                  広島城まで足をのばすかと思ったが
                  やっぱり中途半端に時間ぎれ。
                  というか、歩き疲れて、もうムリ状態。
                  そういえば朝から結局電車に乗ってない。
                  中途半端に写真だけ撮ってひきかえしたよ。
                  なかなかに風情あるたたずまい。
                  もったいなかったかしら。
                  てか、この写真、どうしてもニャンコの顔に見えてしまうのは
                  私だけかしら?

                  | 立石 義江 | 旅の日々 | 07:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  夏の広島 ストリップ編
                  0
                    もともと広島に行こうと決めたきっかけは
                    広島の第一劇場というストリップ小屋の閉館のニュース。
                    8月いっぱいの閉館に、ストリップファンが署名を集めているという情報が
                    Twitterでまわってきたこと。
                    現在、大阪よりこちらの西日本では
                    中国地方にこの広島第一劇場、
                    四国の道後ミュージック
                    九州に我らがA級小倉、とこれだけしかストリップ劇場は残っていない。
                    風営法等の規制の関係で一度つぶれると二度と新しい小屋はつくれないという
                    話もきくし、これは応援せねば、と。
                    しかぁし、一度も行ったこともない劇場に
                    「閉めないでください」と署名を寄せるのも
                    それはそれで失礼な話よのう、と思い直しての
                    「それなら行こう!」と決めちゃった。
                    しかも調べてみたら、タッパは高いし、女性用のトイレはあるしで
                    なかなかにいい劇場らしい。
                    アゲハさん、聖京香さんが一緒に観られる香盤があるとなると
                    もう日程も決まりでしょう。
                    実際に行ってみた劇場は広い舞台、高い天井。
                    何より素敵な客席壁面の鏡。
                    A級小倉は舞台背面に鏡があってベッドの時だけ
                    カーテンが開くんですが
                    ここは常時壁面に4面の鏡。
                    後ろから前から斜め上から、とまるで女体万華鏡。
                    やっぱり行ってみるもんだ。
                    そして閉館なんてとてももったいない。
                    客層も若干小倉よりも若い気がしたんだけど
                    それでも希望はないのかなぁ。

                    それぞれの踊り子さんの感想は自分用のメモとして。
                    踊り子さん、わりと似たような名前が多くて
                    どなたを観たことがあるのかよくわからなくなるもので。

                    葵マコ
                    ロリ系っていうんですか?
                    少女っぽいというよりむしろ少年っぽい風貌。
                    ピーターパンみたいな衣装もカンフーの動きもよく似合ってる。
                    野っぱらでお昼寝みたいなシーンがあって
                    あひる口をうすーくあけてスヤスヤしてるのに萌えたわ。

                    雪見ほのか
                    たまたまだったのか得意分野なのか和モノばかりでしたが
                    ベテランさんらしきなかなかに美しい着物さばき。
                    茶摘み娘の演目で、追っかけておりました上々颱風の「渋茶でチャチャチャ」が
                    使われておりまして一気に親近感。
                    ダンサーさんっていろんなとこから曲みつけてくるもんやねー。

                    聖京香
                    3月のA級小倉から二度目ましての踊り子さん。
                    美人な上に手足が長くてきれいな身体。
                    ご本人もそれがよくわかってる衣装やふりつけ。
                    今回の女豹の衣装もかわいセクシー。
                    和モノの振りは皆さん色っぽくしっとりとした感じが多いのだけど
                    京香さんは、浴衣でバーレスクっぽい派手でテンポのいい振付。
                    これもまたお似合いでした。

                    浅葱アゲハ
                    もう、広島まで行ったかいあり。
                    A級小倉では吊りの設置に椅子ひとつで足りる高さが
                    こちらは脚立をのぼるほどの高さ。
                    「天使と悪魔」なのかな。
                    エアリアルの演目は本当に天使が空を昇っていくようで
                    ちょっとうるうるしちゃいました。
                    ブランコを使った浴衣の演目では
                    失礼ながらアゲハさん踊りがうまくなったなぁ、なんて。
                    情感のある踊りがぐっとよくなった印象。
                    あと、個人的に好きなのは
                    ポラ撮影の後に吊りのセットを片付けるアゲハさんの姿。
                    裸のままパタパタとかけまわる華奢な姿はこどものようで
                    エロいというよりほほえましい。




                    いや、この店入ったわけじゃないんだけど、広島だなーと思ったのでつい。
                    | 立石 義江 | 旅の日々 | 02:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    東京雑感
                    0
                      先週、週末の3日間、東京を歩く。
                      主目的は観劇。
                      「これは観たい」という芝居が3本くらい重なって
                      「これはたまには東京行けって神様が言ってるわ!」
                      運命だわ、と勇んで行くことを決めたけど
                      東京なんていつ行っても観たい芝居があふれてるのはわかってる。
                      イキウメ「太陽」
                      Dull-colered Pop 「演劇」
                      宮川サキ一人芝居 東京編
                      あ、寄席にも行った。上野、鈴本。
                      どれをとっても満足いくものだったので感想はまたそれぞれに。

                      やっぱり町歩きが面白い。
                      上野、アメ横は修学旅行や外国人観光客に負けじと地元の酔いどれおじさん天国。
                      三軒茶屋のおしゃれな茶沢通りと駅の反対の路地裏のギャップ。
                      下北沢はすでに懐かしく「ただいま」の気分。
                      人の暮らしの匂いがする街が面白い。
                      東京にはあれだけたくさんの人が住んでるんだし
                      江戸の昔からの歴史があるんだから
                      何をいまさらあったりめぇだ、と突っ込まれそうだけど。
                      何しろ、若い頃は百貨店勤め。
                      初めて東京で立った舞台はパルコ劇場。
                      この年になってやっと肩の力が抜けた東京とつきあえるようになった気がする。
                      いつもと違う友人達に会えたからってのもあったかもしれない。
                      イラストを仕事にして山あり谷ありながらもやってきた友人。
                      そういえば昔からやりたいって言ってたけど本当に居酒屋の女将になっちゃった友人。
                      なんだかんだ言って私たち、バブルの生き残り世代。
                      どこか楽観的に、気が付けばなんとかやって来れてる脳天気世代。

                      そういえば、東京を飛び立つ時に感じるなんとも言えぬ気持ちからも
                      やっと抜け出せた気がした今回。
                      これも何を今さら、な話だけど
                      バブル世代だからこその東京への華やかな思い入れ。
                      あの街へ住むことを選ばなかったことの甘やかな後悔。
                      いや、たまにはそんな感傷に身を浸すのも
                      それはそれで心地いいものなのだけどね。



                      やっぱり目黒はさんまなのね(笑)。
                      | 立石 義江 | 旅の日々 | 19:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |