「SUNNY 強い気持ち強い愛」
0
    2018年9月6日 中洲大洋 監督:大根仁

    さすがの大根さんにもハードルが高かったよね。
    元ネタの韓国映画がよすぎた。
    てかそれを確認するためにも今すぐにももう一度観たいくらいだ。
    「SUNNY 永遠の仲間たち」のほうを。
    何がどうとかうまく言えないけど
    今一つのれなかった。
    元ネタのほうは、もう「Time After Time」 を耳にするだけで
    泣いちゃうくらいはまったのに。
    もしかしたら単なる世代の差かもしれないけど、
    確かに私はルーズソックスも安室ちゃんもリアル世代じゃないけど
    それにしてものれなかったなぁ。
    「ララランド」ばりの女子高生の通学ミュージカルシーン、
    あそこで「わ!」とときめかないと入っていけなかったんだと思う。
    なんかガチャガチャしすぎて入れなかったんだな。
    90年代の女子高生のシーンはずっとそのガチャガチャに
    今ひとつのれないまんまだった。

    うん、世代の差かな。
    戻れない青春を振り返りつつの現代シーンはやっぱりせつなかったから。
    病院のベッドで二人並んで横になってるとこは泣けたし、
    あの頃の歌を歌いにカラオケに行きたくもなった。
    もう振付なんか欠片も覚えてないけど
    私も文化祭で踊ったな。
    「What a feeling」と「晴れのちBlueBoy」とあと何曲かあったけど
    もう思い出せないや。
    でも確かに一日中踊りながら一日中笑ってたな。
    近所の中学生にお手紙もらったな。
    たいがい私もガチャガチャしてたか、高校生の時。

    癌告知に関するセリフにはちょと違和感あった。
    身よりがないからいきなり本人に告知された、と芹香は言ったけど
    今どきは病名自体は告知するほうが主流じゃないかしら?
    手術するとかしないとか治療法の選択ができないからね。
    余命宣告するかどうかはまた別の問題なんだろうけど。
    たいしたことじゃないんだけど、そういうちょっとしたことで
    古臭い感じがでちゃうよね、と思って。

    しかし大根さん、あの小池栄子のみごとな乳をよくニセモノにしたてたな。
    三浦春馬君の長髪イケメンもひと昔前感がでててGood Job!
    「ん?これってイケメンなんだっけ?」って一瞬戸惑うくらい(笑)。
    時代って怖いわぁ。


    | 立石 義江 | 映画観る日々 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    「パンク侍切られて候」
    0
      2018年8月1日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:石井岳龍


      花火を見ながらビールを2杯飲んでからのレイトショー。
      寝てしまうかも、という心配をよそに
      全く眠くはならなかったから、やっぱり面白かったんだろう。
      だからと言って「絶賛おススメ」できるかというとそうではないし、
      「何が面白かったか」を説明するのももちろんムリ。
      ちょっと酒の入った頭で、
      なーんも考えずに観たのがよかったんだろうなぁ。
      なぜ、こうなった?とか
      このあとこうなるのかな?とか真剣に考えながら観るタイプの人には
      向かないかもしれない。
      荒唐無稽・熱・勢い。
      いろんな方向を向いた、いろんな強さの風というか
      私のイメージでは漫画に描いたみたいな「矢印→」が
      びゅんびゅん飛び交ってる感じ。
      あっちこっちと振り回されるように→の飛ぶ先を追うけど
      次々とんでくるので、ちゃんと行着地点を見届けることはできない。
      なのに一番おっきな矢印は最後にちゃんと的にあたるんだな、みたいな。
      なんかすっごく感覚的でわけのわからない感想ですが
      この映画のストーリーを説明してもしょうがない、というか
      説明できないのでこうなっちゃう。
      あとね、全然関係ないけど
      大濱流灌頂の大灯篭の武者絵がまさにパンク侍やった。
      町田さんに見せたいわぁ。

      | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      「万引き家族」
      0
        2018年6月2日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:是枝裕和

        この映画の製作にかかわった皆様におめでとうとありがとうを。
        カンヌ映画祭パルムドール受賞、本当におめでとうございます。
        そして、久しぶりに邦画で満席になった映画館が本当に嬉しかった。
        ありがとう。

        貧困・こどもの虐待・独居老人・女子高生の性の商品化。
        今の日本の問題がぎゅぎゅっと詰め込まれてて
        胸が痛くなる。
        それでいて、声高に「どうしたらいいんだ!」と叫ぶこともない是枝節。
        みな、静かにそれを受け入れたり、小さな抵抗をしたりしながら
        力強く生きていく。
        安藤さんとリリーさんの素麺からの・・・のシーンがとても好きだ。
        エロスというより生きる力がみなぎってる。
        食べることと生きることとセックスが近くにある感じ。
        あとは見えない花火を見上げるシーン。
        見えない何かでつながったニセモノの家族が
        夢のような幻のような、見えない何かを見る、祈りのような姿。
        居心地のいいニセモノの世界はやがて崩れる。
        自分からその一歩を踏み出そうとした少年が
        これから見る世界は希望にあふれてはいないかもしれない。
        でも、あの日見た花火や、家族で飛んだ波が
        彼の支えになりますように。
        ニセモノだけれど、ホンモノではなかったけれど
        決して嘘でもない何かがそこにあったと信じたいから。

        安藤さくらの映画と言っていいほどの
        彼女のもう凄みとも言える顔がたくさん見られた映画だったけど
        リリーさんも樹木希林も、一瞬しか出てこない池松君にいたるまで
        もう役者さんはみんなすごくよかった。
        皆優しくて、孤独で、決して「いい人」ではなくて。
        そして愛おしい、人たち。

        | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        「ハン・ソロ」
        0
          2018年8月10日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:ロン・ハワード

          今年の初めに「最後のジェダイ」を見た時にも書いたけど、
          スター・ウォーズシリーズを見るのはもう半ば義務というか義理というか
          今さらやめられない意地というか、に引っ張られてる。
          それでも観ればやっぱりいつものテーマ曲に心ときめくし、
          裏切りや愛憎を描いても、常にちょっと日本的な「義」のようなものが
          流れていることに感心する。
          ハン・ソロはソロという名前の通り
          一匹狼、アウトローと言いつつも
          義に逆らえない人なんだよなぁ。
          そして、女性の好みもかわってないねぇ(笑)。
          強く凛々しい女性がお好き?
          だからと言って決して「正義の味方」ではなくて。
          チャンバラ映画で言えば「浪人モノ」ってところか。
          ルークに出会う前のハン・ソロとチューバッカの冒険もので
          もう何作かはつくれそうな勢い。
          義務とか言いながらまた見ちゃうかもしれない。
          年齢とともに、動体視力が落ちているのか
          タイファイター相手にピュンピュン打ち合うのは苦手なんだけどなぁ。


          | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          「カメラを止めるな」
          0
            2018年7月21日 8月2日 
            ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:上田慎一郎

            何を書いてもネタバレになりそうで
            何も書けなくなってしまうけど
            今、この映画をすすめずして何をすすめる?
            内容には触れずに書くけど、まぁ要するにみてほしい。
            何の予備知識もなく、観るのが一番。
            いろいろわかった上で観るのも面白いかもと思って
            もう一度観に行ったけど、やはりその面白さはベツモノ。
            私はギリギリのネタバレ
            「ゾンビ映画をつくる人たちの映画」という、
            ポスターからもわかる予備知識だけで観た一回目の
            面白さのほうがやっぱりダントツだったわ。
            ホラーやゾンビが苦手という人もどうか、
            食わず嫌いせずに行ってみてほしい。
            その手の映画が大の苦手な私が言うのだから、間違いないと思って。


            「カメラを止めるな」は舞台で言えば「Show must go on」。
            実際、この映画を見て三谷さんの名作舞台を思いだした人もいるだろう。
            そういう意味では映画のワンカット撮影と舞台は似ているのかもしれない。
            一度開幕した舞台はとめることができない。
            セリフがぶっとんだり、小道具がみあたらなかったり。
            舞台裏や役者の頭の中では小さな事件が起こっていても
            いつだって、その時その時出来うる限りの最上の舞台にしたい。
            だから演劇人は、よけいにこの映画に思い入れできるかもしれない。
            いい映画をつくりたい。
            沢山の映画愛とアイデアをつめこんで、監督と日暮監督、
            そして上田慎一郎監督の姿が重なってみえてきて、
            最後はちょっと涙すらしそうになった。
            東京でたった2館の上映館を連日満席にした
            この映画の伝説は、全ての映画に関わる人だけではなくて
            演劇や音楽やいろんな創作活動に携わる人にも
            心ときめく話だ。
            製作費300万でこんな映画が、ってことも話題になってるけど、
            それは沢山の人達のノーギャラと、どうかすると持ち出しに支えられてる。
            だってそれを言うなら小劇場の世界なんて
            さらにひとつ0の少ない予算でも
            面白いものを作ろうと手弁当で奮闘している人たちが山ほどいるんだ。
            その全ての人たちが、このクオリティの作品を作れるわけでもなければ
            こんな風に報われることもないだろうけど
            それでも私たちはとまらないのだ。



            | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            「君が君で君だ」
            0
              2018年7月16日 t-joy博多 監督:松居大悟

              不思議な映画だ。
              登場人物の誰にも共感できない。
              むしろ、ひどい奴ばっかりなのに。
              なんか時々たまらなく愛おしくなる。
              そんで、また、突き放されてドン引きするの繰り返し。
              で、最後には
              「もういい、もういいよ。お前たちはよくやったよ。」と
              どこか爽快感まで感じさせるという離れ業。
              すごく仲よくて、でもどっかで踏み込まない関係性とか
              男の子同志ならではのあの感じは松井監督のお得意分野なんだろうな。
              去年北九州で見た舞台「くれなずめ」を思い出したよ。
              あの時も「もう男の子って・・・ずるいなぁ」と思ったもの。

              憧れの女の子を守るため、自分の名前を捨て、
              彼女の好きな尾崎豊・ブラッドピット・坂本竜馬になりきって
              10年もの間片思い、いや、ストーカー好意を続ける男3人。
              その歪んだ愛情の行く末は・・・

              池松君がぶっとんでる。
              「万引き家族」のあの閉じた役も、この映画の行き過ぎた役も
              どっちをやっても適役と思わせるのは何だろう。
              もちろんそれがうまい、ってことなんだろうけど
              あの二枚目すぎないところがまたいいんだろうな。
              年齢も若くもみえるけどなんか悟ったような感じもあるし。
              いや、褒めてますけどね、マジで。
              キム・コッピも同じく美人すぎないのがいいんだろうな。
              笑顔がとってもかわいいけれど、時としてすっごいブサイクにも見える。
              実際ソンは男をダメにするくそビッチなわけだけど
              だからこそ、それも含めて10年も追いかけちゃったんだろね。
              自分を風俗に落として男につくすソンも
              名前を捨ててストーカーし続ける男達も
              究極の愛情を捧げているようで
              実は誰も愛してなんかいない。
              結局自分の愛したいものを愛してる自己満足。
              似た者同志・・・
              彼らは今度こそ誰かを愛せるのかなぁ。
              今度こそ自分を愛せるのかなぁ。



              | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              「リメンバーミー」
              0
                2018年4月27日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督: リー・アンクリッチ

                メキシコの死者の日と言えば「007 スペクター」のオープニング。
                妖艶なパーティーの客たち、
                街じゅうが幻想的な骸骨たちで埋め尽くされる妖しい美しさ・・・
                てか、要するにお盆だよね。死者の日って。
                日本で言う「迎え火炊いて祖先を迎える」と同じように
                祭壇に写真を飾って覚えていてくれる家に死者が帰って来る日。
                この映画の死者の日は、アニメならではの美しい色のあふれる景色。
                そして死者の国にはマリーゴールドに彩られたカラフルな街で平和に暮らす死者たち。

                音楽好きなミゲルはギタリストを夢見ているが
                家族は大の音楽嫌い。
                ギターのコンテストに出ることを禁じられたミゲルは
                伝説のギタリスト・デラクルスの霊廟にしのびこんだことから
                死者の国に迷いこんでしまい、そこで、ガイコツのヘクターと出会う。
                死者の国でデラクルスを探すミゲルと現世の家族に会いに行きたいヘクター。
                ミゲルは無事に現世の家族のもとに帰れるのか・・・

                死者たちがどこまでも陽気。
                みんなガイコツなのにちゃんと生前の面影もうつしてて、
                すごく表情豊かなのに驚かされる。
                音楽も大好きなラテン系で、
                死者を怖いものや、異世界のものではなくて
                今とつながるもの、として描くあたりはいいなぁと思う。
                ミゲルにとって祭壇の上の写真だけの存在だった
                おじいさんやおばあさん達がリアルに彼を心配し、
                彼を助けようと奮闘する姿。
                みんなガイコツだけど(笑)。
                ミゲルのおじいちゃんが誰なのか、
                うまくミスリードしながら、もしかして・・・とつながっていくあたりとかも
                とてもよくできてるわぁと。

                でも正直言うと、家族家族ってうるさいなぁと思いながら観たのも確か。
                人が生きた証はフリーダ・カーロのような作品を残すか
                家族を残すかしないと残らないものなのか?
                誰に思い出してもらえなくても、ただ普通に誠実に生きた人は
                いくらでもいるだろうに、と意地悪な見方をしてしまう。
                家族を大切にするメキシコの伝統的な価値観の中では
                当たり前の前提なのかもしれないけど
                ちょっと私にはうざかった。
                どうせ私には思い出してくれる子や孫はいませんよ。
                死者の国に行ったらあっという間に第二の死を迎えますよ。ふん!
                みたいなね。
                ひねててすみません。


                | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                「15:17 パリ行き」
                0
                  2018年3月16日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:クリント・イーストウッド

                  「タリス銃乱射事件」。
                  ニュースにうとい私はこの事件を知らなかった。
                  2015年に武装したテロリストが国際列車で銃をとりだし乗客にむけたところを
                  ヨーロッパ旅行中のアメリカの若者3人がとりおさえ、被害を最小におさえた。
                  驚いたのは、主役の3人の若者を演じているのは事件の当事者、本人であるということ。
                  行動やセリフだけでなく、感情までも再現するのが役者だとすれば
                  彼らはまぎれもなく役者。
                  子供の頃からの彼らのつながりや、職業を選ぶ過程、
                  過去と事件当日とが行き来しながら物語はすすみ、
                  彼らは運命のようにテロリストの乗った列車にのりこむ。
                  ジグザグだと思っていた道がすっと一本道になるような
                  その運び方はやっぱりドラマ。
                  事実を扱っていても、本人が出演していても
                  これはやっぱりドキュメンタリーではなく紛れもなくドラマだなぁと思った。
                  まぁ役者としては、ちょっと複雑な気分ですけど。
                  本人に演じられたんじゃ、役者はいらない・・・

                  戦争ごっこの好きな男の子が
                  そのまま大人になって軍人になるってちょっと怖いなと思ってしまったんだけど
                  男の子ってそんなものかな。
                  バカンスを楽しみ、酒を呑んでバカ騒ぎもするごく普通の若者であり、
                  「人を救いたい」という正義感や使命感を持った好青年たち。
                  実際、その勇気ある行動でたくさんの人の命を救ってる。
                  でもテロリストの青年も同じように国や家族を守る正義感や使命感を
                  もって行動しているのかも。
                  この映画でテロリスト側も描くのはムリなのはわかってるけど
                  どこかで彼らの物語をみたいと思ってしまった。



                  | 立石 義江 | 映画観る日々 | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  「ガチ星」
                  0
                    2018年4月20日 中洲大洋 監督: 江口カン

                    観終わったあとの複雑な気持ち。
                    何かに似ていると思ったら「グレイテスト・ショーマン」やん。
                    なんとなくハッピーエンドに終わって
                    感動したような気になってしまうけど
                    誰にも感情移入できないし
                    なんだこいつやっぱり「くそ野郎やん」て思うとこ、同じやん。
                    私がギャンブルやらないせいなのかなぁ。
                    なんであそこでパチンコ行くん?とか
                    野球選手がダメなら競輪で一発逆転って発想自体がギャンブルやん?
                    とかどうにも共感ができない。
                    確かに最後はものすごく頑張ってる姿を見せてくれた。
                    ましてや、自転車は好きなので
                    あの疾走する姿にはカタルシスはあるし
                    なんだかいいラストだったなーと観終わって
                    あとからじわじわ、「んー、なんか違う」という気持ちになってる。
                    周りがみんないい人で
                    いつの間にか許されてハッピーエンド。
                    まぁ「グレイテスト〜」は最後のがんばりさえなかったので
                    まだそれがあるだけいいのか。
                    シロヤのサニーパン、白頭山、角打ち酒屋(赤壁かしら?)での立ち飲みと
                    北九州市民をくすぐる仕掛けはさすが。
                    ベタベタに甘いサニーパンが苦い思い出に使われてるってあたりとか。


                    | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    「KUBO 二本の弦の秘密」
                    0
                      2017年12月8日 t-joy博多 監督:トラヴィス・ナイト

                      折り紙でつくられた侍やくわがた虫が
                      鮮烈な三味線の音色に命を得たように生き生きと動き回る。
                      それだけで、この監督がどれだけ日本を好きかが伝わってくる。
                      夏祭りの盆踊りが阿波踊りだったり、
                      いろいろツッコミどころはあるけれど
                      それも、日本らしいモチーフを使いたくてしょうがなかった
                      監督の日本愛の表れだと思えばかわいいものではないか。
                      実際、祭りの夜の村の浮き立つ空気とか
                      精霊流しの灯りとか、日本的な景色はとても美しく映ってる。
                      母が少年を「ク・ボー」とカタカナ英語口調で
                      しかも「それが下の名前かよっ」とツッコミどころ満載で呼ぶのには
                      違和感あったけど、それすらだんだん慣れて許せてくるの。
                      慣れって怖いわね(笑)。

                      赤ちゃんを抱えて泳ぎながら逃げてくる高貴な女。
                      始まり方が奇しくもバーフバリと同じだったのにうけた。
                      数年後、成長した少年は
                      心の病を抱えた母をかばいながら暮らす。
                      左目を失った彼の奏でる三味線は不思議な力を持つ。
                      折り紙を自在に操り、英雄の物語を、彼の父ハンゾウの物語を語る。
                      祭りの日には村に死者が帰ってくると聞き、
                      父との逢瀬を願って日が暮れる前に帰るという母との約束を破ってしまった少年は
                      闇の世界と自分の父母との因縁の物語を知る・・・

                      お話はね、ゲームっぽいというかちょっと物足りない気がするのよね。
                      アイテムをそろえて強くなって行くというのは
                      ロールプレイングゲームのパターンなのかしら?
                      そのアイテムを手に入れるのに本人よりも
                      クワガタ虫と猿ばかりが頑張ってるようにみえて
                      少年本人の成長ものとしては物足りなく感じる。
                      クワガタ虫と猿の正体がわかって
                      これは「家族」の物語なのだとわかってくると
                      それはそれでありなのかも、と思う。
                      3本の弦、親子3人の絆が一番強いということだとしたら、
                      揃えようとした3種の神器的な、刀や兜はなんだったのかしら?
                      父も母も失ったのに、じいさんは記憶を失っただけで簡単に許されるのね?
                      とかお話的にツッコミたいところも多々あるのだけど
                      美しい日本の(日本ぽい?)景色と
                      ラストの「Why my guitar gentle weep」のまさにgentleな音色に
                      ぐっと来て、いい映画じゃったー、となった。

                      | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |