木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談」
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    2017年5月29日 あうるスポット

    通し狂言6時間。
    普段なら2時間越えの芝居、と聞くだけで「なげーよ」と
    身構えてしまうのに、チケットとった時からのこのワクワクはなんだろう。
    娯楽の少ない昔はこうしてみんな歌舞伎を楽しんだのね、とか
    インド映画みたいなもんかしら、とも思ったけれど
    やっぱり純粋に「物語」に対する欲望みたいなのが一番勝ってる気がするわ。
    四谷怪談と言えば、お岩さんの怪談として馴染みのある話だけど、
    実際は群像劇、というか、たくさんの人の思惑と物語の交錯するお話だから。
    ましてや、木下さんの演出は現代風のアレンジもきいていて
    怖い話としてのおどろおどろしさより、人間の欲望を写した生々しい話だと思った。
    怪談として怖いはずのところは
    鼠の登場とか、夢のシーンとか
    コミカルだったり、美しかったり。

    なかでもあの夢のシーンが一番心に残ったな。
    あの美しい夢は誰の夢?誰の願い?
    お岩の心にあるのは恨みではなくてもっと
    別の思いだったのか・・・

    京都公演は事故による急な役者交代で
    脚本を持ちながら、それをカバーするような演出だったいう。
    予備知識をいろいろいれない主義なので
    交代した役者がどの役なのかなどと何も調べず東京公演を見たら
    誰が新キャストなのか全くわからなかった。
    後で聞けば「宅悦」というかなり重要な役どころ。
    京都からわずかな時間で仕上げた役者さんにも関心しつつ
    その演出をちょっと見てみたかった気もするなぁ。

    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 10:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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