hen house「いぬとねことにんげんのポルカ」
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    2017年7月22日 ぽんプラザホール

    私はペットを飼ったことがない。
    子供の頃から社宅暮らしだったし、
    母は動物は死ぬから怖い、と言う人だったから
    身近に動物がいたことがない。
    今でも、犬や猫に触るのがちょっと怖い。
    触り方がわからない。
    大人になって、家族のように犬や猫と暮らす友人達を
    少し羨ましく思うことがある。
    どちらにしてもこんなに一人暮らしが長くなっては
    いぬともねこともにんげんとも
    あらゆる動物と一緒に暮らす自信はないなぁ。
    ずこねぇちゃんもきっとそんな風に一人暮らしをしてきた人で
    家族と暮らすことが不得手な人なんだろうなぁ。
    それでもキキちゃんと暮らしたかったんだろうと思うと
    何だかいろいろ身につまされるよ。

    今村姐さんの脚本には、
    しばしば見えてはいけない不思議なモノが役者の身体を借りて現れるのだけど
    今回は、ケンタとキキといういぬとねこが役者の形をしていて、
    どう見ても中年のおっさんがいつの間にワンコに見えてくるマジック。
    それに気づいた後はキキちゃんはもうキキちゃんにしか見えないという・・・

    ちょっとツンデレ。
    ヘンハウスさんはいつも
    不器用な登場人物たちの愛おしい生き方を描いてくれる。
    今回はことさらに「不在」。
    いなくなってしまった誰か。でも確かにそこにいる誰か。
    を感じさせて。
    ラストシーン。
    今そこにいてくれるケンタを感じて
    自分の中なのか、この家のどこかなのかにまだ存在するキキちゃんを感じて。
    でもそれを感じるからこそ、
    自分の腕の中の骨壺の感触とキキちゃんの不在がより哀しくて。
    ずこ姉ちゃんの笑い泣きがなんとも言えずせつなかった。


    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 00:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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