ヒカリノオト「海が降った夏」
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    一年ぶりの舞台出演でした。
    ちょうど昨年の今頃、月光亭シアターシリーズ「梨の礫の梨」で
    自分企画の二人芝居をして以来。
    たまたま客演のお話がなかったってだけだけど
    ちょっと、やりきった感があったことも確か。
    でもやっぱり芝居はやりたいなぁと思ってたところにオファーを頂いて、
    ふたつ返事で引き受けた後で病気が発覚。
    今年最初で最後の舞台であると同時に
    手術後初の舞台でもありました。
    もともとの丈夫さと楽天的な性格。
    大丈夫だという確信はあったものの
    リアル妊婦もいる座組の中で
    すごく気を使ってもらって
    楽をさせてもらって
    おかげさまで、な公演を終えました。

    母と娘の物語を書くからとオファーをもらった時は
    てっきり母親役だと思っていましたが
    台本をもらってみればまさかの祖母役。
    いや、とっくにうちの母ちゃんがおばあちゃんになった年齢は
    追い越してるんだから、まさかってこともないんだけど。
    おばあちゃんはお母さんのお母さん。
    妊娠して帰省中のお隣の娘さんも含め
    つながっていく母と娘の物語。
    母になったことのない私には
    ちと荷が重い部分もありましたが
    どうしたって母の気持ちはわからないと開き直って
    目の前で悩む立道心を愛しいと思い、へこむ峰尾かおりを心配する
    そのままの気持ちでいいじゃないかと演じていました。
    逆に「長生きせんとね」とう最後のセリフには
    役柄以上の思い入れがあった。
    今年の夏、自分史上最大の大病をして
    それでも生きているのだからもうあとはもう長生きするしかないな
    なんて思ってたところへもらった大切なラストのセリフ。
    役者としては邪道なやり方かもしれないけれど
    自分が年齢を重ねたことで成立するところもあるかなと。
    年齢をとるのも悪くないと思える幸せな現場でした。

    作家の松岡君は中間市の出身。
    自らの家族とも重なる、家族と故郷にまつわる物語を
    地元の言葉で書きたかったという彼の思いも
    すぐ隣の町で育った私には嬉しくて。
    舞台の上に流れる空気を
    観客の皆さんがまっすぐに受けとめてくれた感触も感じられた
    大切で愛おしい時間。
    改めまして、ご来場くださった皆様、応援してくださったすべての皆様に
    心からの感謝を。



    | 立石 義江 | 役者の日々 | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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