GIGA「ベルナルダ・アルバの家」
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    2017年10月15日 ももちパレス小ホール

    陽光あふれる明るい街並と陽気な人々。
    観光地としてのスペインはどこまでも明るいイメージなのに
    スペインの文化はその影の部分も色濃い。
    陰鬱な葬儀の鐘の音から始まる芝居。
    こちらも参列者の一人であるような演出は
    クスクスと笑いを誘い、早速に光と影を象徴するよう。

    二人のメイド役を男優が女装して演じたり、
    途中のガールズトークが修学旅行の女子高生みたいだったり、
    衣装がなにげにエロくて眼福だったり
    まさに「女たちの葬式エンタテイメント」というコピー通り。
    暗い、重い話の中にちりばめられたユーモア。
    屋敷に閉じ込められた娘たちが
    畑で働く男達をみつめるまなざしが
    それぞれに違っていたのが印象的。
    欲望は女をキラキラとさせることもできるけど
    暗い闇の中に沈めることもできる。
    後半は私の苦手な薄暗い芝居で
    睡魔と闘うのに苦労したんだけど
    これが演出家のこだわりならしかたないよな。
    はい、単なる私の得手不得手です。
    それでも朝は来る。
    最後は演出家の狙いどおり、さしてくる夜明の光に
    希望をみてしまったのだからしかたない。
    女たちの欲望は闇の中でぶつかりあい
    哀しい結末を迎えたけれど
    それでも太陽は昇る。
    そして、また私の知っている明るいスペインの風景になるのだろう。



    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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