パルコプロデュース「人間風車」
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    2017年10月18日 福岡市民会館

    さすがの大王脚本、河原氏演出。
    後味の悪さは鉄板だよ。
    もちろん褒め言葉ですよ。
    どこまでも不気味でどこまでもメルヘン。
    グリム童話が本当は怖い話であるように
    劇中で語られる童話たちが、どんなにおまぬけでも残酷でも、
    やっぱりどこまでも美しく「童話」なのよ。
    次々と童話のキャラ、子供にもお母さんにも早替わる役者さんたちの姿もまた楽しくて。

    人の心の弱さや醜さ。
    ねたみ、そねみ、うたがい、しかえし。
    一度火がついた暗い炎が何倍にもふくれあがっていく怖ろしさ。
    どんなに消しても、くすぶったまま、また燃え上がるのを待っている。
    決してハッピーエンドには終わらないこのメルヘンを観たら
    自分の中の暗い炎を思わずにはいられない。
    消えない炎を飼いならしながら生きていくのかしら。

    本筋とは関係ないけれど
    公園で、童話作家の平川が子供たちにおはなしをしてあげるシーン。
    本が大好きだった子供のころのことを思い出した。
    紙芝居や絵本を声にだして読むのが好きだった。
    それで、お話を書く人じゃなくて演じる人になっちゃったんだな。
    いつのまにか。

    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 14:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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