パルコ劇場プロデュース「アンチゴーヌ」
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    2018年2月25日 北九州芸術劇場大劇場

    大劇場での公演とは言え、大劇場の舞台上舞台。
    劇場の客席からさらに舞台へ上がり着席するまでの過程には
    沢山の係員が配され、途中退場ができないアナウンスなどをしてくれる。
    それだけでいつもと違う緊張感を漂わす。
    十字の形の舞台を客席が囲み
    私の席はさらにそれを見下ろす2階席のような場所。
    緊張した面持ちで早めに席に着く観客はこれから裁判の傍聴でもするかのよう。
    って裁判の傍聴席がどんなんなってるか知らないけど。
    そして上からその裁判を覗く私の場所は何にあたるのだろう?
    なんて考えていたら、芝居の冒頭。
    看守のような衣装の女性が語るプロローグは
    本当にこれから始まる裁判の陳述のように、
    硬い、的確に届く言葉でこれから始まる悲劇を語り始める。

    自分自身の価値観や倫理観をまげず
    兄の埋葬を決行したアンチゴーヌと
    国を治めるものとしての規範や
    政治的な力を示すために彼女を裁かねばならぬクレオン。
    若い頃の私なら断然アンチゴーヌの味方だったけどな。
    生瀬さんの熱演ゆえか、自分が年齢を重ねたからか、
    クレオンの苦悩が迫ってくる。
    おじさんもたいへんなんだよ、そんなにいじめないでくれよ。
    ある意味無邪気なアンチゴーヌがまぶしく羨ましかった。
    蒼井優ちゃんは透明感の中に意志の強さを感じる強い瞳。
    焼肉ドラゴン以来の誓さん
    イキウメを退団してお久しぶりの伊勢佳世さんを間近で
    観られたのも嬉しかった。

    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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