イキウメ「散歩する侵略者」
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    2017年12月3日 北九州芸術劇場中ホール

    あぁ好きすぎて感想かけないと思ったままこんなに時間がたっちまったよ。
    私が前川さんの作品を好きな要素がみっしりと詰まった作品だよ。
    いきなりドンと持っていかれるSFな設定。
    たどり着くさきは人間のはなし。
    特にこの作品は究極の「愛」の話。

    行方不明になっていた夫が帰ってきた。
    記憶喪失のような、子供のような状態になって。
    仕事に戻ることなくふらふらと散歩ばかりしている夫にいらつきながらも、
    失踪前のぎくしゃくした関係とは違う愛情を抱き始める鳴海。
    実は夫は地球侵略をもくろむ宇宙人にのっとられていた。
    彼らは人間の脳から直接「概念」を奪うことで
    人間を理解し、侵略の足掛かりをつくろうとしていた。

    あぁ文章にすると何て突飛なSF設定なんだ。
    でも、舞台で観るとするりとこの世界に入っていけるのよ。
    説明ができなくてもどかしいけど。
    だから前川作品の感想書くの苦手なんだな。

    「概念」を奪われることのおそろしさ。
    「家族」とか「所有」とか。
    ひとつの概念を失くすだけで全てが無くなったり、
    なにもかもから自由になれたり。
    それがわかっていても「愛」をさしだす絶望と希望。
    やっぱりこの話のキモはここなんだよ!と
    映画バージョンの違和感を改めて感じる。
    映画は別物なんだから比べてもしょうがないんだけどね。


    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 09:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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