「リメンバーミー」
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    2018年4月27日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督: リー・アンクリッチ

    メキシコの死者の日と言えば「007 スペクター」のオープニング。
    妖艶なパーティーの客たち、
    街じゅうが幻想的な骸骨たちで埋め尽くされる妖しい美しさ・・・
    てか、要するにお盆だよね。死者の日って。
    日本で言う「迎え火炊いて祖先を迎える」と同じように
    祭壇に写真を飾って覚えていてくれる家に死者が帰って来る日。
    この映画の死者の日は、アニメならではの美しい色のあふれる景色。
    そして死者の国にはマリーゴールドに彩られたカラフルな街で平和に暮らす死者たち。

    音楽好きなミゲルはギタリストを夢見ているが
    家族は大の音楽嫌い。
    ギターのコンテストに出ることを禁じられたミゲルは
    伝説のギタリスト・デラクルスの霊廟にしのびこんだことから
    死者の国に迷いこんでしまい、そこで、ガイコツのヘクターと出会う。
    死者の国でデラクルスを探すミゲルと現世の家族に会いに行きたいヘクター。
    ミゲルは無事に現世の家族のもとに帰れるのか・・・

    死者たちがどこまでも陽気。
    みんなガイコツなのにちゃんと生前の面影もうつしてて、
    すごく表情豊かなのに驚かされる。
    音楽も大好きなラテン系で、
    死者を怖いものや、異世界のものではなくて
    今とつながるもの、として描くあたりはいいなぁと思う。
    ミゲルにとって祭壇の上の写真だけの存在だった
    おじいさんやおばあさん達がリアルに彼を心配し、
    彼を助けようと奮闘する姿。
    みんなガイコツだけど(笑)。
    ミゲルのおじいちゃんが誰なのか、
    うまくミスリードしながら、もしかして・・・とつながっていくあたりとかも
    とてもよくできてるわぁと。

    でも正直言うと、家族家族ってうるさいなぁと思いながら観たのも確か。
    人が生きた証はフリーダ・カーロのような作品を残すか
    家族を残すかしないと残らないものなのか?
    誰に思い出してもらえなくても、ただ普通に誠実に生きた人は
    いくらでもいるだろうに、と意地悪な見方をしてしまう。
    家族を大切にするメキシコの伝統的な価値観の中では
    当たり前の前提なのかもしれないけど
    ちょっと私にはうざかった。
    どうせ私には思い出してくれる子や孫はいませんよ。
    死者の国に行ったらあっという間に第二の死を迎えますよ。ふん!
    みたいなね。
    ひねててすみません。


    | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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