「Fly Again」
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    2018年8月2日 博多座

    「市民演劇」というジャンルになるのかしら?
    いや、そのジャンルを超える圧巻の総勢138人のダンスシーン。
    私はとってもらった席がよすぎて、後方のダンサーさんがあまり見えなかったのだけど
    それが残念になるくらい、みんながちゃんと踊ってて、みんながちゃんとコンドルズっぽい(笑)。
    ありがちな、「大人から子供までようがんばっとうねー」みたいなレベルは超えてたと思う。
    お芝居パートもよくできていて、よくできてる故に後半で複数のエピソードが絡んでくることとか
    期待しちゃったけど、まぁその辺りは、作家が二人いることとか、大人数の現場の作り方とか
    いろいろあるんだろうなぁ。
    近藤さんが博多座のステージでソロで踊ってる!とか、
    杉山英美とぎたろーが一瞬ながら共演してる!とか
    個人的にぐっとくるポイントは数々あれど、
    何よりもぐっとくるのは博多座さんのこの企画そのもの。
    よくぞホークスを、コンドルズを巻き込んでくれた。
    よくぞこれだけの福岡の人を巻き込んでくれた。
    福岡愛とホークス愛をたっぷりとつめこんだ作品。
    あの点数はあり得ないとしても、福岡の人なら
    勝っても負けてもホークスを諦めずに応援し続けるやろうなと
    なんか納得してしまうところがいいよね。
    福岡でお芝居を続けてきた人達もたくさんの愛とエールをうけとったと思う。
    これからダンスや芝居をやりたいと思う子供たちにも。
    あの拍手と手拍子はきっとあなたの支えになるよ。

    ちょっとだけ気になったのは、
    女性の年齢や容姿に関するネタや女性同志の戦いの図が若干多いかなと思ったところ。
    喫煙室のエピソードのきっかけも、実況席のアイドルの戦いも、ハニーズネタも
    ぜーんぶ似たような構図の女性同志の年齢と容姿をネタにした戦い。
    ばあやのさとううめこさんも、ともながマネージャーも
    理不尽に若い女性たちにバカにされてるし。
    こういう現場は、どうしても女性が多いだろうし、
    女性キャストをたくさん使うためにこうなったってところかなぁ。
    娯楽作品として笑いをひきだすネタのひとつだもの、
    女性差別だとかガチガチに言うつもりはないけど、
    「へー、ふーん、こういう引き出し?」とは思ったよ。
    ハニーズ楽屋が突然ホラーぽくなったり、
    実況席のアイドルが万引き演技で逆転を狙うってのは
    ちょっとつきぬけてて面白かったので
    そういう落としどころがあるかどうか次第でもあるんだろうな。
    だって「Fly AGAIN」なんでしょう?
    年齢そのものは絶対に逆転できないんだから、
    そこただの笑いのネタにして拾ってあげないのは、ちょっとねと思っちゃった。
    しかも、ラストは実際の作家・プロデューサーらが、
    この話のスタートへ戻る形でおいしいところを持っていく。
    いや、おいしいところを持っていくのは別にいいんだけど
    女性の話がああいう感じで、ラストがその話をつくった男達のちょっといい話で終わって・・・って考えようによってはいやらしいよね。
    いや、私のヒネ過ぎ、考え過ぎだとは重々承知です。


    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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