「万引き家族」
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    2018年6月2日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:是枝裕和

    この映画の製作にかかわった皆様におめでとうとありがとうを。
    カンヌ映画祭パルムドール受賞、本当におめでとうございます。
    そして、久しぶりに邦画で満席になった映画館が本当に嬉しかった。
    ありがとう。

    貧困・こどもの虐待・独居老人・女子高生の性の商品化。
    今の日本の問題がぎゅぎゅっと詰め込まれてて
    胸が痛くなる。
    それでいて、声高に「どうしたらいいんだ!」と叫ぶこともない是枝節。
    みな、静かにそれを受け入れたり、小さな抵抗をしたりしながら
    力強く生きていく。
    安藤さんとリリーさんの素麺からの・・・のシーンがとても好きだ。
    エロスというより生きる力がみなぎってる。
    食べることと生きることとセックスが近くにある感じ。
    あとは見えない花火を見上げるシーン。
    見えない何かでつながったニセモノの家族が
    夢のような幻のような、見えない何かを見る、祈りのような姿。
    居心地のいいニセモノの世界はやがて崩れる。
    自分からその一歩を踏み出そうとした少年が
    これから見る世界は希望にあふれてはいないかもしれない。
    でも、あの日見た花火や、家族で飛んだ波が
    彼の支えになりますように。
    ニセモノだけれど、ホンモノではなかったけれど
    決して嘘でもない何かがそこにあったと信じたいから。

    安藤さくらの映画と言っていいほどの
    彼女のもう凄みとも言える顔がたくさん見られた映画だったけど
    リリーさんも樹木希林も、一瞬しか出てこない池松君にいたるまで
    もう役者さんはみんなすごくよかった。
    皆優しくて、孤独で、決して「いい人」ではなくて。
    そして愛おしい、人たち。

    | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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