非売れ線系ビーナス「関門オペラ」
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    2018年9月15日 下関生涯学習センター 風のホール

    非売れさんの久々の本公演が下関でもあると聞いてから、とても楽しみにしていた。
    唐戸市場の海の幸、門司港レトロ、港町の独特の風情。
    小旅行のような素敵な観劇になるに違いない。
    っと、下関に遊びに行くことばかり楽しみにしてたわけじゃないよ。
    「平家物語」という下関でクライマックスを迎える物語を
    ちゃんとゆかりの地で観られることが素敵だなと思ったのだ。
    非売れさんは「そう遠くない」を沖縄で上演した時もだけど
    やっぱりそういう土地と物語とのつながりを大事にしてるところも
    いいなぁと思っているのでよけいにね。



    で、とても楽しい作品になってた。
    哀しく壮大な歴史物語をエンタメに。
    非売れさんの得意分野だよねぇ、なPOPな仕上がり。
    義経が兄さんと戦が好きな考えの浅い若者だったり、
    木曽義仲はオラオラ系従えた暴走族のようだったり、
    そんな暑苦しい源氏勢の中で頼朝はさすがのクールガイ(死語?)だったり、
    平家の三兄弟のゆるーい日常会話だったり、
    そこにいるのは私たちが歴史の教科書で想像していた
    「歴史上のえらい人」ではなくて、
    なまなましいくらいに人、普通のひと。
    「誰も死ぬな、生きろ!」「生きたい!」という強いメッセージ。
    そうか関門オペラは三文オペラ。
    歴史の物語ではなくて、ただひたすらに自分の時代を生きた人間たちの物語。
    ちょっと強引なハッピーエンドも、生きたい、幸せになりたい
    今も昔も変わらない、どうしようもない人の愛と業。
    オールOKではないかなと、いい気分で劇場を出られた。

    せっかくだから小旅行気分で、午前は唐戸市場・赤間神宮と下関の街を歩き
    帰りは門司港軽油。
    ほんとは壇ノ浦合戦後の碑にも行っておきたかったんだけど
    赤間神宮で雨に降りこめられて諦めて会場に向かった。
    帰り道、船で関門海峡を渡ろうとすると、振り返った下関は西陽さす晴れ模様。
    ちょうど私たちが赤間神宮にいる間だけ本降りだったよね。
    これは平家の恨みの雨?私知らないうちに源氏の血、ひいてたかしら?
    と考えてふいに思い出した。
    うちのお父ちゃん平戸出身や。松浦水軍や。
    最後の最後に源氏の味方したから平家にうらまれてるんや。
    そう言えば今年の春家族で下関行った時も荒天やったもんなぁ。

    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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