「ボヘミアン・ラプソディー」
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    2018年11月12日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:ブライアン・シンガー

    「初めてクイーンの曲を聴いた時の衝撃は忘れない」
    中高生の頃にクイーンに出会ったリアルタイム世代としては
    そのくらいのことを書きたいところだけど、私にはそこまでの記憶はない。
    もちろんラジオから録音(もちろんカセットな)したクイーンの曲のテープは
    つい最近まで持ってたくらい好きだった。
    FMラジオから垂れ流される洋楽を手当たり次第に聞いていた頃だけど、
    そのくせ、バンド名とかアーティスト名とかにはうとくて
    ジャンルとかもこだわりがない、てか、ほとんどわかってなかった。
    いや、それは今もあまり変わってないけど。
    ある程度大人になってからは、自分が声フェチであることは自覚した。
    フレディの歌声が大好きで、いつか生声が聞きたいと思った頃には
    叶わぬことになっていた。
    ただ、福岡に住んでいるとクイーンとは関係ない映像とともに楽曲が流れることが多くて
    ちょっと食傷気味というか、こういう状態で聞きたくないなぁ、なんて思っていた。
    なのに、この映画の予告編を観ただけで、涙してしまった。
    私、こんなにもクイーンの曲が、フレディの歌声が好きだったのかと再確認させられた。

    音楽映画としては文句なく傑作だと思う。
    クイーンのマニアックなファンには言いたいことはあるのかもしれないけど、
    メンバーそっくりの役者さんが楽器やマイクパフォーマンスも完璧にそっくりにこなす。
    ただ、そっくりなことに意味があるわけではなくて、
    彼らの演じるドラマとがとてもいい。
    前半は生意気な青年たちが音楽界をかけのぼっていく青春ドラマ。
    後半は成功とうらはらなフレディの孤独や苦しみの人間ドラマ。
    家族や宗教的な背景、セクシュアリティ、いろんな意味でマイノリティだったフレディ。
    人として重たいものをたくさん抱えていたフレディの書く曲が、パフォーマンスが
    なぜこんなにも人の心に刺さり、心躍らせてくれるのかが
    ドラマ部分を通じて伝わってくる。
    フレディの病気に対する描写もうまいなぁと思った。
    フレディの望む通り、お涙ちょうだいにせず、その原因や経過をみせるつくり。
    何よりもクライマックスのライブシーンの圧巻なこと。
    このためだけにももう一度みたい。
    フレディの死、という哀しい結末が待っているというのに
    まるでハッピーエンドの映画を観たような爽快感。
    語れば果てしなく長く書けそうな気がするけど、とりあえず大事なことを。
    この映画だけは、絶対に絶対に絶対に映画館で観てほしい。







    | 立石 義江 | 映画観る日々 | 16:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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