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    「共食い」
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      9月12日 KBCシネマ 監督:青山真治

      生々しい映画だ。
      生と性。
      どうにも断ち切れない男と女のつながり。
      血のつながり。
      都会でもなく、かと言って
      すごく自然がきれいな田舎というわけでもなくて
      川があって、神社があって。
      どこか閉鎖的な空気漂う
      そんなどこにでもありそうな地方の町。
      その息苦しさがよけいに、
      断ち切れないつながりを濃くからめとるようだ。
      下関で撮影されたという
      その方言の響きが私の地元の北九州に似ていて
      さらに生々しさを感じるのか。

      神社の倉庫にしのびこんでの千草とのセックス。
      父親の恋人琴子さんの首筋を流れる汗。
      アパートで商売をする女のぬれた素足。
      田舎の日常生活のいたるところに
      性的なものが見え隠れする。
      それは主人公の遠馬が
      性に目覚める年頃だからか
      あのどうしようもなく欲望の強い男の血をひくからか。

      光石研演じる父親の円がなんともいえない。
      セックスの最中に女に暴力はふるう男。
      自分の欲望をおさえられないどうしようもない男。
      そのくせ、お祭りに目を輝かす姿は
      ちょっとかわいらしくさえあって
      こんなひどい男なのに、つい女がついていってしまう
      その気持ちもよくわかる。
      「その夜の侍」という映画の山田孝之演じるダメンズが
      年齢重ねたらこんな感じかなーと思った。
      ダメンズ好きな女っているんだよ、うんうん。
      かわいそうな女たちなんかじゃない。
      彼女たちは、案外一枚も二枚も上手にしたたかで強いんだな。



      | 立石 義江 | 観る日々 | 08:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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