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    「ラストファイブイヤーズ」
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      8月19日 シエマ 監督:リチャード・ラグラヴェネーズ

      もともとはオフブロードウェイの舞台作品だという
      私の苦手な全編ほとんど歌うミュージカル。
      でもまぁ、あれをセリフでやっちゃうと確かに生々しすぎるのかも。
      作家として成功していく夫ジェイミーと
      女優として思うようなキャリアを得られず彼の添え物になっていくことが
      耐えられない妻キャシー。
      すれ違っていく男女の5年間。
      修羅場な会話をセリフでやらずに、歌でそれぞれの「心情」を歌い上げることで
      より男女の気持ちのギャップやすれ違う心が鮮明に。

      男は出会いから別れまでを時間通りに
      女は別れからさかのぼる形で
      二人の心と同様、時系列もすれ違いながら進んでいくしかけ。
      真ん中のプロポーズのところで重なりあう時間よりも
      ラストの希望と絶望の重なりになんかぞくっとした。

      ちょっと苦手な映画かも、と思いながらも見たのは
      ピッチ・パーフェクトのアナ・ケンドリックが見たかったのと
      せっかく佐賀まで行くなら「シエマ」というこの映画館に来たかったから。
      もともと仕事終わってからチェルフィッチュの芝居を観に行く予定だったのを
      急遽、免許更新でお休みの言い訳作って午後から佐賀へ。
      さびれた(失礼)繁華街をくぐってのシエマへの道に迷って
      映画には遅れてしまったけれど、噂通りの素敵空間。
      映画館は天井が高く、こんなソファでくつろいで映画観られるなんて
      なかなかの贅沢。



      ラインナップもいいし、カフェだけ普通に利用してる人もいるみたいだったから
      お料理も美味しいんだろうな。
      小倉の昭和館まで映画観に行く選択肢があるなら
      こっちへ足を延ばすのもありだな。
      交通費もあまり変わらない、いや、むしろ佐賀のほうが安い。
      ついでの楽しみがどのくらいあるか次第かな。
      芝居?美術館?なんか美味しいもの?
      いえ、別に映画だけでもいいんだけど、貧乏性なもんで。






      | 立石 義江 | 観る日々 | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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