中央町
0
    中央町、とか、中央○丁目とかいう地名って、もしかして全国でも一番多い地名かしら?
    ○○銀座とかと同じで、中には「え、ここが銀座なの?」とか
    「本当に中央なの?」って場所ももちろんたくさんあるだろう。
    私にとっての中央町は、もちろん八幡の中央町のことで、
    そこもまた「え、中央って何の中央?・・・」と聞きたくなるようなさびれっぷりをみせている。
    八幡の育ち、とは言え、西区で育った私には特別な響きを持つ中央町。
    子供の頃は起業祭という一年で一番楽しみなお祭りで連れていってもらえる町。
    うちは日頃から買い食いとかあまり許してもらえる家庭じゃなかったので
    このお祭りで綿あめやら東京ケーキやら買ってもらえるのはほんとに楽しみだった。
    あと、父が会社関係で飲んだらお土産に持って帰ってきてくれる焼鳥が
    この町の焼鳥屋さんで、これもすごく楽しみだったのを覚えてる。
    たまたまだったのかも知れないけれど、黒崎で時々連れていってもらう焼鳥屋さんより
    ずっと肉厚でジューシーな焼鳥で、
    なんだか私の中では中央町は黒崎より大人で高級な町ってことになっていた。

    いや、思い入れが強すぎて前置きが長くなりました。
    中央町で呑んだっていう、ただそれだけの話です。
    枝光のアイアンシアターに観劇に行くのは初めてではないけれど
    いつもその後すぐ帰るか小倉にまわるかだったので
    日曜18時すぎに終演であとは用事がないなんて
    絶好のチャンスだと思ったわけです。
    こうなると、観劇のついでに呑んで帰るのか、
    呑みにいくついでに観劇予定をいれているのか、もう自分でもわからない。
    枝光のレトロなビルや公園を横目に見ながら、ゆっくり歩いて中央町へ。



    商店街を歩きながら、中央町で呑むなんて初めて?と考える。
    いや?20数年ぶりくらいだ。
    一度だけ、父と父の会社の事務の女性と3人で呑んだことを思い出す。
    場所はもちろん、子供の頃の手土産を楽しみにしたあの焼鳥屋「海舟」。
    父の引退間際だったと思う。技術屋が出向して管理職になって慣れない事務作業を手助けしてくれた会社の部下の女の子へのお礼と、社会人になったばかりの娘の一度海舟へ行きたいという願いを同時に、という趣旨だったと思う。というか、どちらと飲みに行っても1対1ではとても持たない父の苦肉の策だったのではないかと今にして思う。
    商店街を歩いてもその店がどのあたりだったのかの記憶は全くない。
    いや、覚えていたところで、とっくの昔に店をたたんでいることは確かだ。

    と、又話がそれた。
    それにしてもシャッターだらけの商店街。
    今日は日曜だからね、とは言え、平日来たって半分はシャッターしまったままなのだろう。子供の頃から特別だった町の寂れっぷりは淋しいけれど、
    今は大人になってこの町で一人で飲めるときめきが勝ってる。
    何だろう、このときめきは。
    喩えていえば、「凱旋公演」みたいな華々しい気持ち。
    もしくは鮭が生まれた川に帰ってきたみたいな。
    何にも勝って凱旋してないけど。卵産まないけど。
    自分の意思で、自分のお金で、ここに呑みに来たことが妙にうれしい。

    日曜にあいてるお店がいくつかあることは
    ネット情報とかであらかじめ調べてはいたけど
    とりあえず、自分の足で商店街と道をはさんだ飲み屋街をくるっとひと歩き。
    家族連れで賑わう焼鳥屋のカウンターに席を確保。
    今混んでるから焼きものは時間かかるけどいいですかって言われて、
    奴と瓶ビールでちびちびやりながら待つからお願いしますと。
    一人客をいやがらず丁寧な対応してもらっただけでもありがたい。
    何でもない冷奴だけど河内の豆腐うまい。
    ここのとこ、とうふごはんにして毎日とうふ食べてるけど、
    スーパーの豆腐とうまい豆腐は別物だね。
    そして店内BGMはなぜか懐かし系ロック。レニクラ、エアロスミスからのカルチャークラブ。この世代には居心地よし。
    待望の豚足焼けたところでBGMは思い入れあるmore than this。
    チヂミも、スープで食べる焼きおにぎりもむっちゃ美味しそうだけど
    ある程度焼き物こなしたところで、かなりお腹いっぱい。
    やっぱり家族連れで来る店だよね。
    バスまでも時間あるし、もう少し呑みたいのにと
    地元の酒、天心と漬物投入。
    この、あと一杯、あと一品をなくせば、家計も身体も
    もう少しダイエットできるのにね。




    | 立石 義江 | 食べ飲み酔いちくれる日々 | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    スポンサーサイト
    0
      | スポンサードリンク | - | 00:55 | - | - | - | - |









      http://giedaaa.jugem.jp/trackback/880