KUDAN Projekt「くだんの件」
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    11月13日   伊丹アイホール

    いつか見たいと思っていたKUDAN Project。
    いつからか私の中で伝説のようになっていたこの芝居が
    関西で見られる。
    スケジュール帳にいつでも消せるように鉛筆で小さくメモってはみたものの
    今年は「維新派」を観に関西遠征もしたし
    12月の公演準備もあるし、無理だよなーと
    そのうち小さなメモも消してしまっていた・・・
    はずなのに、それなのに。
    土曜の夜に外出先で見てしまった、大阪在住の友人のこれから観るというつぶやき。
    見たあとのふわふわしたつぶやきに思わずリプライをつけたのが過ちだった。
    「これは絶対に観たほうがいい!!」という彼女の確信に満ちたリプライ。
    なんならチケット確保の手伝いまでしてくれるという直接のメッセージ。
    翌日曜日は、気になる芝居等はあったけれどどれもチケットは買ってはいない。
    珍しくまる一日予定のあいてる休日。
    行きたいけれど・・・の気持ちはもういつしか行くっきゃないにかわっていた。
    帰宅して、これからでも行ける一番安い方法を検索し始めたのはもう
    日付がかわって日曜当日。
    まぁ、ディスカウントチケット屋で新幹線のチケット買うしかないわな。
    こんなことなら事前に心を決めて手配しておけば、いくらでも安く行く手はあったのに、
    と嘆いたところでしょうがない。
    このお金は最初からなかったものと思えばいい、と開き直って
    朝から大阪に向かう。

    と、前置きばかりが長くなってしまいましたが
    もう本当に行ってよかった。

    時代にとり残されたような、何を売っているんだかよくわからないレトロな店の店頭。
    店番をする男と昔この町に住んでいたという男。
    昔、こっそり飼っていたという「くだん」という生き物はどうしたのだろう。
    いや、「くだん」って架空の生き物じゃないのか・・・
    時に緩く、時に激しくやりとりする2人の会話。
    えっと目をこすりたくなるような小さな、不思議なしかけの数々。
    笑ったり、ちょっとヒヤリとしたりしながらも
    どこか夢の世界をふわふわと浮遊するような不思議な感覚。
    そして、ふわりとびまわったあげくにドスンと地に叩きつけられるような
    寂寥感あふれるあのラスト。
    いや、叩きつけられたけど、決して不快ではないのだ。
    むしら「おー、やられたー」と爽快感さえ溺れるくらい。
    爽快感と寂寥感とってむちゃくちゃ矛盾した感想だけど
    こればっかりは観らんとわからん。
    だから本当に観に行ってよかったんだよ、ね、ミサカ。




    | 立石 義江 | 観る日々 | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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