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    「湯を沸かすほどの熱い愛」
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      11月15日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:中野量太

      母の愛、とか家族愛とか言っちゃうと陳腐だな。
      かと言って、どう言えばいいかわからないけど、
      もっと大きな愛をもった人。
      その愛がどうしようもなく埋められない寂しさの穴から
      きてるというせつなさ。

      娘安澄の杉花、すごくいい。
      泣きそうになってくしゃっとくずれていく顔、
      泣き顔、泣きながら笑う顔、全部いい。

      さらによかったあゆこ役の伊東蒼。
      泣きながらしゃべるとこ、なかなか笑わないとこ。
      かわいい顔しないところがかわいい。

      宮沢りえは確かによかったんだけど
      お母ちゃんの色=「情熱の赤」というのがあまり似合わない気がして。
      というか、あのお母ちゃんのキャラクターが私にとっては「赤」な
      感じがしなかったのかな。
      彼女の激しく力強い行動の陰には
      いつも哀しさや怒りがはりついているようで
      「情熱の赤」、きれいな真っ赤ではない気がしたのかな。
      あの衝撃的なラストに結びつけるには
      やっぱりあのお母さんの色は「赤」なんだろうし
      娘の安澄から見た憧れとしての母の色は彼女が描いたリンゴのように
      きれいな「赤」なんだろうけど。
      うん、まさに「命を燃やす赤」。

      しかし、とにかくみんなよく泣く映画だ。
      あとで思い返すとちょっとあざとい感もする。
      お母ちゃんが倒れたあとの展開がもっとあっさりしててもよかったのかな。
      ピラミッドとかね、ずるいやろ。いや、泣いたけど。




      | 立石 義江 | 観る日々 | 13:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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