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    だらく館「贋作一条さゆり」
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      11月19日   花習舎

      海峡演劇祭でこの作品を見たのは2012年。
      あの時は、一条さゆりの生々しく女として生きる姿に
      たくましさやしたたかさを感じたのだけど
      今回はなぜか、彼女のいじらしさ、かわいさを感じた。
      あれから4年たって、演者の若林美保さんも、
      観客の私もその分だけ年齢を重ねて。
      まして私はその数年の間にストリップをたくさん見て。
      感じることもかわるよね。かわるから面白いね。ナマものだから。

      伝説のストリッパー一条さゆりの物語を
      現役ストリッパーにして女優のわかみほさんが演じる。
      二人の姿が重なる。
      あれからストリップ劇場でのわかみほさんのステージを
      いくつか見てきたのは大きいかしら。
      かぶりつきに座るお客さんを「こどものよう」というセリフ。
      本当にステージでのわかみほさんは
      いつも聖母のような微笑みでお客さんに向かってる。
      そしてほんとにこどものように嬉しそうに踊り子さんを
      待っているおっちゃんやおじいちゃん。
      実際に劇場でそんな姿を見てきたからなー、私も。

      ウソと本当、ウソと夢、好きと憎らしい。その間で揺れながら、生きる。
      愛されたくて愛したくて、揺れながら生きる一条さゆりが愛おしくて。
      わかみほさんの指先ひとつ、髪の一筋にまで
      情感のこもった所作にため息をつきながら
      いつまでもこの人を見ていたいと思った。

      | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 13:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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