「ジュリエッタ」
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    12月24日 KBCシネマ 監督:ペドロ・アルモドバル

    冒頭、画面いっぱいに飛び込む鮮やかな赤。
    引っ越しの準備をするジュリエッタの部屋着の赤。
    若き日のジュリエッタが夫となるショアンと出会った時の澄んだ青いドレス。
    彼女に暗い影を落とし続ける電車の男の黒い服。
    とにかくこの監督の色づかいが好き。
    ジュリエッタが電車で出会ったショアンを追いかけて行った街の海の青。
    ジュリエッタの実家の父が引退して暮らす田舎の乾いた白茶けた景色。
    この監督の色づかいが好きってことはスペインの風景が好きってことかもしれないな。

    にしても、スペイン人ってとことん恋愛至上主義。
    電車で出会った男が自殺したことでショックを受けた彼女を救うのは
    ショアンとの情熱的な出会いだし、
    娘も救えなかった彼女の心の闇を忘れさせてくれたのは
    新しい恋人のロレンソだし。
    「母」の娘への思いを描く映画でありながら
    ジュリエッタは常に「女」なんだよなー。
    もちろん、どちらかを捨てることなんかできないわけだから
    ある意味当たり前のことなんだけど
    日本人は「母」どころかある程度の年齢以上の女性を
    「女」としては描かない、というか
    その部分に蓋するようなところがあるからね。
    「大人の女」がでてくるヨーロッパ映画はやっぱり憧れだなぁ。

    | 立石 義江 | 観る日々 | 21:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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