「オールザットジャズ」
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    2018年5月26日 中洲大洋 監督: ボブ・フォッシー

    ショービジネスの表と裏をくまなく、みたいな内幕モノかと思い込んでた。
    内は内でも演出家の脳内世界?
    予想以上にシュールな映画だったわ。

    ショーの振付・演出に映画監督、マルチな才能で多忙を極める主人公、ジョー・ギデオン。
    結婚・離婚を繰り返し、同棲中の彼女を泣かせ、酒とたばこがやめられない。
    破天荒な生活の末、病に倒れた彼にとっては
    手術や死さえも、ショータイム。

    現実の稽古場で、彼の脳内で、
    繰り返されるダンスシーンは衣装もセットも
    笑っちゃうほどぶっとんでるのに
    やっぱりかっこいい。
    なぜだか、ちょっと「グレイテスト・ショーマン」と比べてしまった。
    ショーの為なら何でもありな破天荒さやダメンズ度は同じ、
    てか、家族目線なら「グレイテスト〜」のバーナムのほうがずっとマシなはずなんだけど
    なぜか、私はギデオンのほうが愛せる。
    ダメンズはとことんダメンズのほうがいいってことかねぇ・・・


    | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    劇団go to「愛の賛歌」
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      2018年3月17日 ぽんプラザホール

      後藤さんの脚本で木内さんとの二人芝居。
      そりゃあ期待したよ。そして、まぁ驚いたよね。
      当日受付に言ってみたら、
      「急遽リーディング公演になりました。お代はいりません。」と。
      多くの観客がSNSに書き込んでた通り、
      脚本を手にしてはいても
      素晴らしい仕上がり、お金とってもよかったのに!
      でも、私がお芝居に「制作」という立場でも関わってきたせいか
      やっぱり気になる。どうしてもひっかかる。
      なぜ当日?
      SNSやネットでの発信は100%ではないにしても
      イマドキはかなりの浸透率でお客様に届くはず。
      リーディングという形式が悩んだあげくにギリギリの結論だったとしても
      その決断の時期はいつだったのか?
      数日あれば、なんらかの情報発信はできなかったのか?
      むしろそれができる期日内に決断すべきだったんじゃないか?
      リーディングということを事前に公表した上で、
      同額ではないにしても料金をとることや
      投げ銭的にカンパをつのることも可能だったのではないか?
      いや、観客に対して約束を破ったわけだし、劇団のプライドという意味でもそれはできないか・・・
      いろんなことが気にかかる。
      いつぞやの公共劇場の公演中止の時もそんなことでもやもやした。
      なぜそうなったかも気になるけれど、なぜ当日でなければ発表できなかったのか。
      その経緯についてどこまで説明する責任があるのか・・・
      あの時は観客としてその場にいたわけではないので何も言う権利はないのだけれど、
      SNSを見ていると誰もその説明を求めたり、怒ったりしていないのに
      不思議な気持ちだった。
      今回はリーディングとは言え、かなりレベルの高い作品を観られたわけだし
      怒る筋合いはないのだけれど
      どうしてももやもやしたものは残るなぁ。

      作品に関しての感想は全く皆さんがSNSに投稿していたものに異論はないんだけど。
      めぐるめぐる母と娘の物語、女どうしの物語。
      時に母で時に娘で、時にそれが逆転して
      くるくると衣装と年齢・関係性を変えながら
      二人が演じる女同士の物語は
      女性の私にはちょっと息苦しくなるほどに
      「あるある」や「あぁしまった」がつまってる。
      だから、リベンジ公演となる今度のあじ美ホールでの公演も多分観にいっちゃうんだなぁ。
      なんかちょっと悔しいけど。


      | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      最新旧型機クロックアップサイリックス「上下左右」
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        ちょっと時間をおいてしまいましたが
        改めてブログでもご報告と感想を。
        客演させていただいていた
        最新旧型機クロックアップサイリックス「上下左右」
        全公演無事に終わりました。
        ご来場いただいたお客様、応援したいただいたお客様
        全ての関係者に感謝、感謝。
        ありがとうございました。

        芝居というのは、稽古場では完成しない。
        お客様にみてもらって初めて、お芝居として成立するんだな。
        改めてそんなことを感じた公演でした。
        むかーしから知ってるし、観てきたし、
        もちろん劇団の人たちとも前々からの顔見知りだけど、実は初客演。
        演出の具合とか、仕上げていくペースとか探り探りやっているうちに
        あっという間に本番がやってきた。
        私がいっぱいいっぱいだったってのもあるし、
        あの仕掛けがあってこそというのもあるしで
        幕が開くまで見えていなかったことがいっぱい。
        本番の舞台の上でお客さんの反応を感じながら
        劇場を出ていくお客様の表情や言葉をききながら
        やっと世界ができあがっていくその手ごたえ。
        今しかやれない、再演不可能と作・演出の川原氏が言うだけあって
        来年の「元号」の改元を巡るサスペンス。
        「元号」の予想が絞り込まれていくように
        それぞれの思惑や色眼鏡へとキュッと収縮していくお話かと思いきや
        メガネがどちゃっと落ちてきた途端に
        ぐわっと世界が広がった気がした。
        「世界」の話。「時代」の話。
        落ちてきたメガネを観ながら泣いてしまったというお客様がいて
        「何で泣くんだよ」とつっこんでたけど
        回を重ねるごとになんだかじわじわと
        わかる気がしてきたよ。
        まぁ実際は1400本のメガネが落ちてくるその瞬間は、
        「痛くしないで」って身体固くしてドキドキしてたんだけどね。

        想像していたとおり、川原氏の書くセリフは決まるととても気持ちいい。
        何人かのお客様に、「この劇団と相性いいんじゃない?」と言われたの
        とても嬉しかった。
        ふふふ、実は私もそう思っていたんだよ。




        | 立石 義江 | 役者の日々 | 11:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |