ぐにゃり「アクアリウム」
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    2018年1月20日 箱崎水族館喫茶室

    お魚とサラリーマンとの会話劇、とはチラシにも書いてましたが
    まさかの・・・・かぶってました、お魚。
    重いよね。不自由だよね。ご苦労お察しいたします(笑)。
    この日は体調万全ではなくて、眠くなるかもなんて心配したたんだけど
    ふんわり、独特の時間が流れるさちん流ファンタジー。
    長い短いとか、眠くなるとかを超えた時間の流れ。
    だってここは水の中だからね。
    会場が「箱崎水族館」だってのも面白いね。
    いや、まぁ普通に喫茶店な店内なわけだけど、やっぱり水族館だし。

    仕事に一段落ついたらしきサラリーマン。
    さっさと家に帰ればいいものを、学生時代に初デートをした水族館にあらわれ
    古株のコブダイとたわいもないおしゃべりをする・・・
    のんびり水槽の中を泳いで、えさももらえて魚になったら楽かしら?
    なんて考えるのは人間の常なんだろうな。
    私もよくネコになりたい、とか、パンダになりたいとか思うもの。
    かわいくごろごろしてたらおまんまもらえる動物に。
    でも、自分を巡って雄同志が闘ったり、自分自身が雄に性転換したり。
    魚の一生は、人間が考える以上に波乱万丈のよう。
    魚になった夢をみた男は目覚めたら、妻と子が待つ現実へ帰っていく。

    個人的にはもっと怖い後味残してくれても好きだったかしら。
    水槽をはさんで会話していたはずの魚に手をつかまれる瞬間とか
    境界線を越えて水槽に入り込む瞬間とか
    もう少しドキリとさせてほしかったよな。
    せっかくお魚さんのビジュアルもリアルでちょっと怖い感じだったし。
    無機質に人形で登場した妻と子も少し怖かったし。
    「魅せられて」にはうけたわー。
    どうせならラストも鼻歌で歌いながら去ってほしかったくらい。
    あ、それじゃ、怖いほうじゃなくてコミカルなほうになっちゃうか。


    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    今年も焼いた。
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      牡蠣が好きだ。
      生ガキもカキフライもいいが断然焼き牡蠣が好きだ。
      というかはっきり言って牡蠣小屋が好きだ。
      数年前に佐世保の牡蠣祭りを知ってから始まった牡蠣小屋通い。
      大テントの下、千人(多分おおげさじゃないと思う)からが
      いっせいに牡蠣を焼く佐世保の景色も大好きだけど
      ここ数年は糸島の福吉の港の牡蠣小屋が気に入っている。
      小さな無人駅から歩いて10分ほどのひなびた漁港。
      舞い上がる灰をものともせず、存分に牡蠣を食べつくしたらまむし温泉にドボン、
      という至極のコース。
      糸島の牡蠣小屋は牡蠣さえ買えばあとはほったらかしのゆるーいルール。
      最近は肉持ち込み不可とか、網の上で焼くものはNGとかの店も増えてるけれど
      やっぱり肉は邪道!
      牡蠣焼きはバーベキューにはあらず!!
      私の飲み友達グループは皆牡蠣焼きのベテラン(笑)。
      毎年大量の調味料を持ち込み
      いかに牡蠣だけを飽きずに食べ続けるかに挑戦し続ける。
      あのデイリーポータルZもまっつぁおの探究心で
      新しい調味料やその組み合わせにトライ&エラーを繰り返す心強いチャレンジャー達。
      まずは定番、シンプルにぽん酢+ゆず胡椒やレモン、もみじおろしから始め、
      ホワイトソース・八丁味噌・チーズのゴールデントリオへ。
      しかも、その牡蠣の殻の深さや、肉汁ならぬ牡蠣汁の多少で
      味付けを使い分ける牡蠣マスターっぷり。
      今年の新しいヒットはバーボンウイスキーでのフランベと煎り酒。
      バーボンのコクと香りをたっぷり吸いこんだ牡蠣や
      牡蠣のだし汁と一体化した煎り酒の風味は最高。
      日本酒を注いでふぐのヒレ酒のように楽しむ牡蠣酒もよかったな。
      しまいには、空いた牡蠣の殻の深めのものに酒を注いで日本酒を燗酒に。
      牡蠣食べ終えたのにまだ熱燗をちびりちびり。
      どこまででも楽しめますなぁ。
      今年はもう1回「ヒカリノオト」チームで牡蠣小屋に行く機会がありそうなので
      さらなるヒットを求めて、牡蠣マスターの挑戦は続くのだ。

      | 立石 義江 | 食べ飲み酔いちくれる日々 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      飛ぶ劇場「生態系カズクン」
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        2017年9月9日 北九州芸術劇場小劇場


        とある田舎の町。
        おばあちゃんの葬儀、集まった親戚。
        方言のせいもあるのかどこかゆったりとしか独特な空気の流れる空間。
        そこに死者がともにいるからかもしれない。

        なんというか、みんなそこにある。
        生も死も。
        生きてる人の気持ちも死んだ人の魂も。
        人間も動物も。
        死んだ婆ちゃんの魂と会話できることも
        ネコ似という架空の生き物がそこにいることも
        なにもかも、当たり前のようにそこにあって
        そしてみんな愛おしい。

        今を生きようとする若者の意志は
        生々しくも眩しくて
        この世界は滅びないんだなぁなんて
        もうすっかり年寄り側の気持ちになってる自分に驚く。

        | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |