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    「罪のない嘘 毎日がエイプリルフール」
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      2020年2月20日 福岡市民会館

      「アパッチ砦の攻防」。
      初演は三谷幸喜が東京ヴォードヴィルショーにかきおろした1996年。
      私は翌年あたりの地方公演で大笑いしながら観た、はず。
      はず、なのになぁ。
      なんか、ちょっと笑えない。
      もちろん、ムフフ、フフッと笑いが漏れることは何度もあったんだけど
      昔はもっと痛快に爆笑したような気がするんだけどなぁ・・・

      [狼擦脳个┐覆ぁ
      三谷さんの脚本とはいえ、ちょっと古い作品になってしまったのか?
      ムリがあるところが笑いどころのはずなんだけど、
      なんというか、いろんな設定がすべて力技で笑えない。
      ⊆臾鬚裡尊遒気鵑凌半ー蠅鮠个┐覆ぁ
      B作さん、芝居の作り方は変えてないとは思うんだけどなぁ。
      彼が年齢を重ねて貫録というか大物感でちゃった分だけ
      憎めないダメンズにならなくなっちゃったのかなぁ。
      虚勢はって大きく出てる人、
      じゃなくてほんとに上からモノ言う人みたいになっちゃうからかなぁ。
      私が年齢とって説教くさくなって笑えない。
      タイトルの「罪のない嘘」からして
      いや、罪ありまくりじゃないかーい、ひとんちに入りこんでさー。
      と思ってしまった。
      私がおばちゃんになっちゃったのかしら?
      でも客席のおばちゃん達、よく笑ってたけどな。
      で笑が来るところで笑えない。
      全体的によく笑いのおきてる客席ではあったけど、
      タイミングがよかったというか、悪かったというか。
      鈴木杏樹が不倫する妻の役。
      彼女が不倫に関するセリフを言ったり、不倫を責められたりする度に笑いがおこる。
      これ、もともとの脚本で笑うところじゃないよねーってとこでも。
      まぁ確かに「あーそうなるよねー」とムフフ笑いの漏れるところではあるけれど
      割と爆笑系の笑いが来るのよねー。
      なんかTVのバラエティ観て笑ってるんじゃないんだからさぁ、という気になった。
      B作さんとあめくさんの夫婦漫才的なとことか、
      高校生の娘役の役者さんがいじられるとことか、
      鶴太郎さんが小林旭っぽくしゃべるとことか、
      このあたりもバラエティ的笑いではあるけど
      でも「あり」だとは思うので、自分でもうまく言えないけどさ。

      いや、ちゃんと笑わせてもらったし、
      B作さん息切れしながらも活躍だったし、
      楽しませてはもらったのにこんだけ書いて申し訳ないとは思ったけれど
      何がもやもやしたのかちゃんと文章にしてみたかったので。


      | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 13:16 | comments(0) | - | - | - |
      「キレイ 神様と待ち合わせした女」
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        2020年1月14日 博多座

        なんとも不思議な感覚。
        博多座のような大劇場にふさわしい堂々たるミュージカル。
        もちろん生のオーケストラ演奏だし、みんな歌もうまい。
        でもやっぱりストーリーとか小ネタとか小劇場の匂いがするよね。
        ここまで大きくなった「大人計画」を小劇場演劇と呼ぶかどうかって問題はあるけれど。
        小劇場という言葉は文字通り「小さな劇場」でもあったけど
        あの当時の時代の流れで起こってきた演劇をさすわけだから
        NODA MAPや新感線、そしてこの大人計画と堂々たる大劇場クラスの芝居をやってても
        私の中では小劇場演劇。
        いや、「小劇場系商業演劇」みたいな別ジャンルになるのかなぁ。
        とまぁ、話がそれてしまったけれど
        大人計画はNODA MAPや新感線よりも小劇場の匂いが色濃いんだよなぁ。
        松尾さんのギャグのセンスかしら。
        出演してる役者さんの持つ空気のせいかしら。

        民族間の戦争の続く近未来、
        テロリストに誘拐されて10年監禁され
        外の世界を知らずに育った少女はケガレと名乗り、
        戦争の中、逞しく生きる人々と出会い、
        金を稼ぎ、生きていくことを覚える。
        生きるために犯され汚れた過去の少女と
        金に執着し、世俗の中でケガレていく現在の姿。
        人はケガレなければ生きてはいけない。
        むしろケガレてまみれて生きた先にしかキレイはみえないものなのか。
        どっちかというと私はカネコキネコのように生きていきたいわー。
        時代と共に変化しながらも、自分にまっすぐかわらない。
        何しろ猿時さんが演じてるから
        見た目のインパクトはあれでしたけど
        ある意味とても「キレイ」な女性だと。
        1階の良い席だったので
        間近にみる麻生久美子も生田えりかも、
        もちろんきれいで眼福だったことも書いておこう。



        | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:55 | comments(0) | - | - | - |
        「ラスト・レター」
        0
          2020年2月11日 ユナイテッドシネマももち 監督:岩井俊二

          やたらとおっさんに受けがいいとの前評判。
          確かに「初恋」「手紙」「早逝した想い人」「少女のままの姿で現れた娘達」。
          おっさんの感傷をくすぐるもの満載。
          しかも、雨に濡れる田舎の緑、廃校になった高校と美しい背景も総動員。
          まぁ、ここまで揃えばおばさんだって涙するよ。
          おばさんだって、かつては「初恋」に憧れる少女だったんだから。


          昔みたはずの「ラブ・レター」はほとんど忘れちゃったけど
          それにしても中山美穂と豊川悦史のシーンは効いてたな。
          それぞれの高校時代を演じる
          森七菜と神木君の若さや透明感の面影を残した松たか子と福山雅治。
          それと対比するように年月や世俗の垢を感じさせる二人の姿。
          特にトヨエツとフクヤマの二人のシーンは
          ふたりの役者の対比としても面白かったなぁ。
          トヨエツも昔はどっちかというとツルッした美青年だったのに
          こういう役の似合う男になって、
          一方フクヤマはやっぱりおっさんになってもツルッとしたおっさんなんだよね。
          フクヤマにしてはおっさんぽい役だなんて声もあったようだけど
          なんのなんの、やっぱりフクヤマはフクヤマでしたよ。

          お話はねぇ、やっぱりおっさんの感傷だと思うのよ。
          前半の松さんの初恋メインのお話から
          後半フクヤマの初恋のお話になっていくとよけいに。
          特にラストがねぇ。
          おっさんがいつまでたっても初恋が忘れられずにくすぶっていたのはそうだろうけど、
          女はねぇ、待ってたかしら?初恋の人を。
          確かに自分を愛してくれた男の記憶は大事。
          愛された記憶は心の支えになるだろうと思うけど。
          まるで彼女が「待ってた」ように、
          しかもそれを同じ顔した娘に言わせるあたりが
          私はちょっと醒めたんだけどね。
          ま、おっさんの感傷とおばさんの感傷はちょっと違うということで。


          | 立石 義江 | 映画観る日々 | 21:44 | comments(0) | - | - | - |