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    劇団言魂&ジャカット雀「STUN/TURN:僕たちは、ぼーっとして、あたりを見廻す。」
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      2019年9月15日 湾岸劇場博多扇貝

      最近、若手の劇団や新しい劇団までなかなかチェックできてなくて
      九州戯曲賞をとったという若者の名前でやっと重い腰をあげた。
      博多扇貝でクロサイ以外の劇団がやるのも久しぶりというのも
      興味があったし。
      2週間貸のこの劇場は、付帯設備とか使用時間とか
      トータルで見ると決して高くはないはずなんだけど
      2週間かけて建てこむような劇団は最近ないのか
      やっぱり遠いと敬遠されるのか、なかなか使われないからね。
      福岡と北九州の若手劇団の合同公演だから
      最後の2週間をがっつり稽古、というのもあるんだろうし
      あの劇場でつくりたいものが何かあるのかなぁ、なんて期待して。
      実際、シンプルながらもしかけのある舞台はちょっと見応えあった。
      劇場に入った瞬間、お、かわいい、好みだなと思える舞台だったし、
      シンプルな四角の連なりが
      DJブースや卓・窓や出入り口と自在に変化するのもよくできてた。

      小さな島のラジオ局が舞台。
      小さくて閉じたコミュニティに不自由を感じながらも
      「つながりたい」「発信したい」思いにあふれる若者たちの姿は
      おばちゃんにはちょっとまぶしく。
      でも、その気持ちと演劇人としての「表現したい」が
      ストレートにつながった叫びには共感できる。
      ただ、SFチックな言葉や展開にちょっとついていけなかった部分もある。
      「何気ない日常の風景にはいつもラジオが」みたいな始まり方だったので
      あの展開は想像してなかったもんな。
      あの子供の出現にはちょっと「え?え?」ってなったし
      耳慣れない言葉がセリフとして頭に入ってこない部分もあった。
      同時進行するふたつの話、というかふたつの世界があるんだけど
      その接点がなかなかピンと来なかったし。
      それは二役の役者さんの使い方もあったのかな。
      「戦いが始まる」のは、今のきなくさい世相を映しての
      彼らなりの警鐘なのかも知れないけれど
      だとしたら、戦いや攻撃の目的がぼんやりしているのも
      ちょっと気になった。



      | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      劇団新感線「けむりの軍団」
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        2019年9月12日 博多座

        楽しみにしていた「けむりの軍団」で3つの「けむり」を観た。

        ひとつは文字通り、お話通りの「けむりの軍団」。
        軍配師十兵衛がみせる幻の煤煙党。
        大量の松明やどこからか飛んでくる矢。
        見えているものから想像を広げて
        実際には見えないものまでが見えてくるのは
        軍配師の作戦、とは言え、すごく「演劇」っぽいなぁと。
        かつての軍配師は生まれ変わったら演出家になってるかもしれない、なんて。

        もうひとつは昨今のきなくさい時事にも似た「けむり」。
        疑いや怖れの気持ちが見せるけむりの姿。
        見えない敵、まだ刀を抜いていない敵、けむりにおびえて
        こちらから刀を抜く、奪いに行く
        「守るため」の戦いと誰もが言うけど、
        池田成志さん演じる美山輝親が城を失った時のように、
        戦わないこと、負けることで守るものもあるのかもしれない。
        いや、そうあってほしいよ、と、現実とも重ねて思う。

        そして、けむりの軍団はここにいる。
        ある時は侍として、またある時は百姓として、僧兵として
        斬られてははけ、でてきては斬られる。
        着替えては踊り、また着替えては歌う。
        アンサンブル諸君、君たちこそが
        実際の手勢を何倍にもみせる「けむりの軍団」そのものではないか。
        本当に拍手を送りたい。

        それにしても久しぶりだった生「新感線」。
        ゲキシネで観られることに満足してなかなか遠征してまで観ないものなぁ。
        チケットとるのも大変そうだし。
        それぞれに見せ場があるザ・新感線の舞台におなかいっぱい。
        もみじしょって一人で舞台に立っても絵になる古田さんの存在感。
        かわいくてよく動く、新感線らしい姫を好演の清野菜名。
        高田聖子さんのアクションも久しぶりではないかしら。
        そしてもううっとりとしか言いようのない早乙女太一の殺陣。
        スピードといい動きの滑らかさ・美しさといい群をぬいてる。
        何よりも、同級生粟根まことの
        歌い、踊り、大薙刀でキレキレの立ち廻りまである活躍ぶり。
        あぁやっぱりちゃんと身体はつくらないかん。

        | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        演劇関係いすと校舎「もものみ。」
        0
          2019年9月14日 自宅劇場守田ん家

          いいなぁ、羨ましいなぁ。
          いすと校舎さんを観にあの劇場へ行くと羨ましくてしょうがなくなる。
          芝居の中の、住み慣れた懐かしい空気の一軒家、
          家族や地元のコミュニティの濃密な空気。
          あの劇場でなければ
          劇団で積み重ねた時間がなければできないあの作品。

          わかってる。
          全部ないものねだり。
          今さら、田舎で暮らすことも
          劇団に所属することも
          そしてこのお話の中の人たちのようにこれから家族をつくることも
          ないであろう私のないものねだり。
          でも不思議と懐かしい景色や心地いい空気に
          かつてそんな思い出があったような
          これからそんなできごとがあるような錯覚。

          お話は桃を栽培する農家の日常の風景。
          大きな事件は起こらない。
          いや、父親を亡くしての初めての桃の最盛期をのりきったことも
          出戻り娘がまた戻ってきたことも
          次男が初めて彼女を家に連れてきたことも
          家族にとってはちょっとした事件。
          何しろクライマックスが兄と弟の相撲だからね。
          小さな事件と何気ない日常の積み重ねの中でも
          人の心は、迷い、揺れるし、
          一歩踏み出す気持ちだって生まれる。
          そんな小さな心のひだが丁寧に拾われていく会話劇。
          沢山の人に観てもらいたい作品だけど、
          やっぱりここで観てもらいたい。
          棟続きの店舗のほうから遠く聞こえる声、
          ぷいと茶の間を出たあと二階への階段を昇る足音、
          頭上の二階から聞こえる掃除機の音。
          自宅劇場、ほんとに羨ましい。



          | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 14:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          劇団HallBrothers「足は口ほどにものを言う」
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            2019年9月2日 ぽんプラザホール

            劇団20周年おめでとうございます!の第三弾。

            HallBrothersさんは公式のHPやTwitterなんかでも
            人が普段隠している「ねたみ・そねみ・ひがみ」を描きだすお芝居
            って自分でも言ってるし、
            実際、ここ数年はそのいやらしさを
            「あるある」でも「でもちょっと心当たりもある」なんて
            ちくちくしながら観る感じだったんだけど。
            なんかちょっと優しくなってきましたよね、人に向ける視線が。
            それは、隣国を叩いたり、
            SNSで言いっぱなしで人を貶めたりする
            最近の風潮への警鐘のようでもあるし、
            幸田さん夫妻が親になっての視点であるのかもしれない。
            特に今回は、リフレクソロジー、足裏マッサージの癒しの場が舞台だもの。
            がんばってる自分や疲れた自分をちゃんと認めてケアする場所だもの。
            人の身体にちゃんと向き合うことが
            気持ちに向き合うことにもつながってるってのがいいよね。
            人間の身体って、自分で思っている以上に自分に正直。
            一年に4本の連続公演もあと1本。
            脚本を書く幸田さんはたいへんだろうけど、
            役者さんものびてきたなぁと思うので
            ラストまで無事の完走をお祈りしております。




            | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            ラッパ屋「2.8次元」
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              2019年6月29日 北九州芸術劇場小劇場
              もしも、もしもですけど
              今まで芝居続けてきたご褒美にどっか好きな劇団にひとつだけでて出演していい、
              って言われたらどうします?
              私なら出演してみたい劇団のNO.1がこのラッパ屋。
              作家と役者(多分観客も)が一緒に年齢を重ねてきて、
              その年齢ならではの夢も悲哀もちゃんと描いてて。
              北九州公演は3年ぶりらしく、途中一回東京で観劇したから、
              紀伊國屋ホールで見たラッパ屋を北九州の小劇場の最前列で観る贅沢に震える思い。
              ましてやコンボイの黒須さんがあの距離で!
              三鴨さんも久しぶりだったし、もっともっと観ていたかったわ。
              隣の中劇場ではケラさんが3時間の芝居をやってたことだし、
              もっと長くていいのにー、終わらないで―って思いながら観てました。

              今回の舞台は、老舗新劇劇団の稽古場。
              観客の高齢化とともに動員数は減る、
              たのみの綱の学校演劇はわかりやすいミュージカルに持っていかれる。
              歴史と立派な稽古場こそあるものの
              正直存続の危機にある劇団に持ち込まれた「2.5次元」演劇とのコラボ企画。
              劇団の存続をかけた公演は果たしてうまくいくのか・・・

              キャラメルボックスのこともあり、
              「劇団の存続」の厳しさが浮き彫りになったよりによってのこのタイミング。
              ラッパ屋ならではの大人の味つけで笑い飛ばしてはくれるけど、
              笑えないよねー。
              実際、you tubeやらTIKTOKやら、短い時間で勝負がつく娯楽に慣れた人たちを
              2時間近く拘束して、しかもわざわざ事前に予約して出かけていって、という
              こんなメンドクサイ娯楽に呼び続けることができるのか。
              乗り気じゃなかった20代のイケメン俳優や、二次元作家、
              見学のはずのおじさんサラリーマンまでその気にさせてしまうところが
              「演劇」の楽しさなのだと言いたいところなのだろうが
              結局、皆もとの居場所に戻っていくことを思わせるラストは少し寂しい。
              「もうすぐ50よ」と唄いながら、夢を諦められない彼女たちの姿は私の姿。
              イタくてもせつなくても、そこに居続ける。


              | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              「主戦場」
              0
                2019年6月22日 KBCシネマ 監督:ミキ・デザキ

                お見事!としかいいようのない展開。
                「新聞記者」の感想の時にも書いたけど
                ドキュメンタリーなのにドラマティック。
                慰安婦問題を巡って、米国・韓国・日本でそれぞれ何が起きているか。
                並べられるのはどれも事実で、
                それぞれの立場の識者や、関係者の言葉そのままなのだけど
                とてもわかりやすい順番で展開されて
                「慰安婦問題」を知らない人にもわかりやすい。
                どころか、「この人の言葉をこう並べるか―!!」とか
                「ここでラスボス登場??」とか
                もはやエンタメと言えるくらいに
                筋立てが面白い。

                いやいや、もちろん面白がってるわけにはいかないんだけど。
                とにかく日本の現状のひどいこと、ひどいこと。
                慰安婦像が是が非かの前に
                慰安婦問題自体をなかったことにしようとする歴史改ざん主義者たちの
                無謀で無敵(?)な主張。
                慰安婦問題そのものを知らない若者たち。
                ジェットコースターのようなスピード感あふれる展開に
                「へー」「ほー」「まさかー」と言っているうちに
                いつのまにか背中がうすら寒くなってくる現実。

                | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 20:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                KERA MAP「シネマと恋人」
                0
                  2019年6月30日 北九州芸術劇場中劇場

                  初演の東京公演の時からずっと観たかった「キネマと恋人」が
                  北九州で観られるなんて。
                  映画は夢。
                  北九州で過ごした中高生の頃は、生のお芝居なんて観る機会もお金もなくて
                  芝居好き心を満たすのは映画館が全てだった。
                  中学生の時に黒崎ロキシーで初めてみた“大人”の映画「風と共に去りぬ」。
                  高校生になったらひとりでも映画館に通うようになった。
                  中間・期末考査が終わった平日昼の早い時間、時には学校さぼって朝いちの映画館。
                  大学生になって大阪に住んで、500円で観られる名画が魅力でお尻の痛さも忘れて通った大毎劇場。
                  あの頃から何度スクリーンに向き合っただろうと考えて、
                  ラストシーン、スクリーンを観て泣き笑いの姉妹の姿に涙が出た。
                  映画は夢。
                  泣ける時も笑える時も映画は夢。
                  「カイロの紫のバラ」を見直して、予習した甲斐があったわ。
                  映画への愛と希望を演劇で経験できるなんて、ほんとに私にとっては夢のような時間。

                  緒川たまきさん、もう反則、と言っていいほどに可愛い。
                  あのどこともしれぬ方言がまたその可愛さを倍増させる。
                  妻夫木さんも舞台よりも映画のイメージだったけど、華のあるいい役者さんやなぁ。
                  ともさかさんも誓さんも全力で着替えては何役もやる全員野球感も素敵。
                  アンサンブルの動きの美しさはさすがの小野寺さん振付。
                  初演と同じメンバーで再演することに意味のあるいい座組みだなぁなんて、
                  外から見てるだけだけど、いろいろ想像できちゃう。
                  KERAさんの映画への愛と、座組み(たまきさん?)への愛にあふれた時間は
                  私にとっても幸せな時間だった。


                  | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  OPUS スィミラーツアー
                  0
                    2019年7月12日 KONYAギャラリー

                    劇場よりも身近な場所で
                    がコンセプトのOPUS。
                    今回新たな会場をいくつか加えてのツアーでKONYAギャラリー。
                    私にとっては劇場が一番身近な場所なので
                    結局KONYAで観るのが一番しっくりくるんだよなぁ。
                    おしゃれカフェが逆に居心地悪い、ベタ演劇人(笑)。

                    「オセロ」は枕(とは言わないか)のループタイの話と
                    オセロゲームの勝敗が気になり過ぎて落ち着かなかった。
                    いや、役者二人はもっと落ち着かなかったやろうけど。
                    甥っ子が小学生くらいの頃はよくやったなぁ、オセロ。
                    いつも全力で戦う派です。
                    「フィッシング」は母も娘も天然のなるほど親子の
                    愛らしいエピソード。
                    どっちにしたって、理由もなく「距離を置こう」だの「やり直そう」だの
                    言う男はやめといたほうがいいけどね。
                    たぶん天秤かけてるよ。
                    「あなた」はサカセ&ミンジ夫婦で見たことあるのの再演かな。
                    亡くなったあの人に夢とわかっていても会いたいのか。
                    亡くなったあの人は夢とわかっていても会いにきたいと思ってくれるのか。
                    どちらがどちらの夢の中で願っていることなのか
                    頭の中の永遠のループ。

                    | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 18:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    「三婆」
                    0
                      2019年7月6日 博多座

                      さすがのコメディエンヌ3人豪華メンバー。
                      お母ちゃん孝行と、生大竹しのぶを目当てにチケットとったけど、
                      渡辺えりさんの迫力と木村緑子さんの色っぽさ。
                      役柄上受けの芝居が多いこともあるけど、
                      ちょっと大竹しのぶがおされてるくらいの勢いだったよ。
                      お話は50年くらい前?東京オリンピック前の設定だから
                      お妾さんだの女中だの、イマドキではない言葉も飛び交うけれど
                      時代が変わっても変わらぬ女性の逞しさと、
                      憎めないキャラクターが今でも支持されるんだろうな。
                      一幕終わり、緑子さんに乗せられ丸め込まれたあと
                      ひとり、着物をとっかえひっかえあててみる大竹しのぶのシーンが
                      せつなかった。
                      せめてもの着道楽で集めた着物は、どのくらい日の目を見たんだろう。
                      籠の鳥と自分を重ねるえりさんのシーンもだけど、
                      縛られてきた人生や、これから老いていく自分。
                      自分のこと、隣に座っている母のこと、
                      いろいろ考えてぎゅーんってなった。
                      あ、ひとつだけ言わせてもらえば今どきの80代はあんなによろよろじゃないです。
                      現に母は、自分がつくったスーツやコートを身に着けて
                      ソニックに乗って博多座に来るのを
                      楽しみにしているからね。


                      | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                      「ファブル」
                      0
                        2019年7月5日 ユナイテッドシネマももち 監督:江口カン

                        「ガチ星」「めんたいピリリ」と地元由来の映画は撮っていたものの
                        ついにメジャーデビューという感じですかね、江口カン監督。
                        めでたい、し、嬉しい。
                        そして面白かったです、ファブル。
                        なんか「面白い」って語彙が貧しくてごめんなさい。
                        普段アクションものあまり見ないし、
                        おばちゃんは動体視力がついていかないのか
                        何がどのくらいすごいのかよくわかってなくて。
                        ただ、殺すためのアクションと殺さないためのアクションの
                        対比って面白いなと思いました。
                        「殺す」あっけなさと「殺さない」真剣さ。
                        木村佳乃好きなので、彼女のアクションとか
                        不二子ちゃん的活躍とかもう少し期待しちゃったわ。
                        原作は知らないので、どこまで原作通りかとかわからないけど
                        ジャッカルのギャグが何となくカンさんぽい。
                        ちょっとすべり気味なギリギリなとこ、好きそうだもの(笑)。

                        | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |