「A GHOST STORY」
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    2018年12月12日 KBCシネマ 監督:デビット・ロウリー

    そうか、幽霊は「人」ではなくて「場所」につくのか。
    だから私は幽霊に会えないのか・・・

    怖い映画は苦手だ。
    GHOSTの話と言っても、予告編を観て怖いわけではなさそうだなと思って見に行った。
    幽霊ものと思って観に行ったら、実はタイムシフトもので、
    でも結局ファンタジーだった、みたいな不思議な映画。
    その不思議さが好きな人もいそうだけど
    謎も多いし、つっこみどころも多い。

    お話はなんちゃない。
    引っ越しを控えていた若いカップル。
    事故で突然死んでしまう男。
    男は幽霊となり、女を見守る。
    女が引っ越したあともずっとその家で待っている。
    住人がかわり、やがて家も朽ちて壊されてしまっても・・・

    まず、人によってはここでどんびきしそうな幽霊のビジュアル。
    欧米の子どもが絵に書きそうなシーツかぶっただけの単純な姿。
    これは私には逆に好感度だったけど。
    なんか、滑稽でその分少しもの哀しいルックス。
    幽霊が何ができて何ができないかの「ルール」みたいなのについては
    ちょっとつっこみどころありだなぁ。
    お皿をしっかり握ったり、電球の点滅を操れるのに
    あの手紙をつまむことはできなかったり。
    「時間」を超えてしまうことについても「それ、ありなの?」という不思議な設定。
    幽霊が生きていた頃の自分を見ているって、なんか矛盾する気がする。
    まぁこのシーンが一番せつなくて一番素敵なシーンだったりするんだけどね。
    ルーニー・マーラーは「キャロル」の時もそうだったけど
    美しければ美しいほど哀しいね。
    いや、逆かな。
    哀しければ哀しいほど美しい人だね。


    | 立石 義江 | 映画観る日々 | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    「若おかみは小学生」
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      2018年11月29日 ユナイテッドシネマももち 監督:高坂希太郎

      アニメはめったに観ない私ですが、特にこの手の絵は苦手でねぇ。
      評判よくてじわじわロングランしてる噂を聞いて気になってたけど
      一日一回真昼間の上映ではねぇ・・・と諦めていたら
      オープンしたばかりのユナイテッドシネマももちでレイトショー。
      うちからチャリで5分の映画館が復活した記念に観てきたけど・・・

      私ははいりこめんかった。
      がんばらせすぎでしょ。
      いや、小学生があんなに働くなんてどうなの?
      とかという野暮なことを言うつもりではなくて、
      気持ち的にね。
      親を亡くしたばかりの小学生の女の子に
      あんなにがんばらせんでもいいでしょう。
      確かに脚本的には
      同じように母親をなくしたばかりの少年と出会って戸惑ったり、
      親をなくす事故の原因となった運転手に会って心折れたり
      いろんな葛藤もあるし、助けてくれる人もいる。
      でも結局、おっこ自身がすごく「頑張って頑張って」乗り越える。
      もう私にはその頑張りが痛々しくしか見えないし、
      大人がこんなに「大人にとって都合のいいこども」のアニメをつくって
      こどもに見せるってどうなんかなぁとしか見えなかったよ。
      原作はシリーズものなので、
      もっといろんな過程があったことを凝縮しちゃったからなのかもしれないけど。
      文科省選定作品やらなんやらの冠がついてるけど
      こどもたちがこの映画観て「感動した」とか「泣きました」とか
      感想文書いてるなんて想像したらちょっと辛いなぁ。
      まぁ私がこどもの頃見てたら
      「おっこの頑張りに感動しました。私も頑張ります。」なんてちゃっかり
      書いてるとは思うけどね。
      『「大人に都合のいいこども」のふりをするのが上手なこども』だったからね。
      今のこどももそのくらいちゃっかりしてるといいな、とは思うけど
      ともすると、こどもの頃こういう映画観て
      やたらと「泣ける」映画をほめる大人が量産されるのかも、なんて心配してしまうわ。


      | 立石 義江 | 映画観る日々 | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      「日々是好日」
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        2018年11月28日 KBCシネマ 監督:大森立嗣

        「お茶って変。」
        お茶を習い始めたばかりの大学生の典子といとこの美智子。
        初めてのお稽古で美智子が発したこのセリフは
        まさに観客側の、少なくとも私の気持ちを代弁してる。
        とことん型にこだわる姿こそが茶道の美学なんだろうけど
        傍からみると、意味のわからない動きの連続。

        様々な人生の節目を超えながら
        いつもそこにお茶があった典子の半生。
        厳密な型にのっとったお茶のお作法。
        庭から伺いしれる四季の風情。
        床の間の花と掛け軸。
        季節を映した美しい和菓子。
        なるほど茶道の美学ってこういうことかぁ、ふんふん
        と、うなずけるようにはなっていくのだけど
        どうも私は最後まで「変」ってところから抜け出せなかったな。
        確かに所作が美しいのはわかるのだけど、
        「お茶の天才」なんて言われてもどこがどうすごいのか
        ちっともわかんなかったし。
        極力ドラマを排して淡々とお茶のお稽古の様子を描く
        ってことなんだろうけど
        そのドラマ部分があまりにありきたりだったのも
        なんだかなぁだった。
        親友の結婚。
        恋人の裏切りによる失恋。
        父との別れとそこにのこる罪悪感。
        確かに多くの人が似たような体験をし、
        共感しやすいところばかりだけど
        お父さんの死亡フラグとかちょっとわかりやすすぎで
        ドラマ部分が安っぽくなっちゃたような。
        キャスティングの勝利ってのはあるかもしれない。
        黒木華と多部未華子の対照的な地味顔と派手顔。
        20代から45才までを演じる黒木華の
        顔立ちはかわらないのに、時代を映すファッションや
        和服の着こなしのうつりかわりで感じる年齢。
        何より、この人に1500円払ったのよ、の樹木希林。
        お父さんが死んだあとの典子に寄り添う樹木希林の絵は
        こんな人が自分の人生の味方になってくれたら最強だなぁと思った。
        こうして映像の中とは言え、存在感ある彼女の姿をみていると
        亡くなったことに実感がわかないし、
        ずっと映画の中で生きていくのだからそれも当然のことなのだろう。
        私は一期一会だからこその舞台が大好きなのだけれど、映像の役者さんが
        ちょっとうらやましくなった。

        | 立石 義江 | 映画観る日々 | 13:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        「バッド・ジーニアス」
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          2018年11月13日 KBCシネマ 監督:ナタウット・プーンピリヤ

          前編ハラハラドキドキのクライムムービー。
          ここでの犯罪=カンニングなわけだけど、
          たかがカンニングとあなどるなかれ。
          国際的な試験を、厳重な警備をすりぬけ、
          国境まで超えて大規模にやっちゃう。
          もちろん動くお金も大金。
          その才能をもっと違う形に使えよ、とか
          カンニングで大学に入ってその先はどうするの?とか
          つっこみどころは沢山あるけど
          それも含めてタイの若者の今ってことなんだろうなぁ。
          クールなリンともともとマジメなバンクのでこぼこコンビ感、
          美人で女優志望のグレースと金持ちボンクラ息子パットのバカップルぶりが
          青春映画らしくていいよね。
          リンとグレースが全然違うタイプだけど
          多分ないものネダリ的にお互いのことを大事に思ってるっていうのも。

          クライムムービーの面白さって
          犯罪が成功した時の痛快感だと思う。
          いかにアイデアやテクニックを駆使して犯罪を成功させるか、
          しかもその犯罪で被害をこうむる人に同情しなくていい仕掛けがしてあるか。
          この映画は残念ながら、すべての仕掛けは成功しないし、
          あとには苦い味が残る。
          それでも希望の残るラストになったのは
          やっぱり若さゆえ、青春映画ゆえかな。
          そう、なんとかなるよ。

          こういう映画ができる背景には
          タイの格差社会、そこから生じる教育格差みたいなものが
          あるんだろうねぇ。
          それにしては、金持ちの息子がボンクラで
          母子家庭・父子家庭の子が天才というステレオタイプの設定は
          どうなんだろう。
          今の日本もそうだけど、実際は
          勉強にお金と時間をかけられる余裕の差がそのまま学力の差となって
          金持ちの子の方がいい成績をとったりするんだろうけどなぁ。
          その現実はせつなすぎて、面白い映画にはならないよねぇ。


          しょうがないか。


          | 立石 義江 | 映画観る日々 | 17:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          「ボヘミアン・ラプソディー」
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            2018年11月12日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:ブライアン・シンガー

            「初めてクイーンの曲を聴いた時の衝撃は忘れない」
            中高生の頃にクイーンに出会ったリアルタイム世代としては
            そのくらいのことを書きたいところだけど、私にはそこまでの記憶はない。
            もちろんラジオから録音(もちろんカセットな)したクイーンの曲のテープは
            つい最近まで持ってたくらい好きだった。
            FMラジオから垂れ流される洋楽を手当たり次第に聞いていた頃だけど、
            そのくせ、バンド名とかアーティスト名とかにはうとくて
            ジャンルとかもこだわりがない、てか、ほとんどわかってなかった。
            いや、それは今もあまり変わってないけど。
            ある程度大人になってからは、自分が声フェチであることは自覚した。
            フレディの歌声が大好きで、いつか生声が聞きたいと思った頃には
            叶わぬことになっていた。
            ただ、福岡に住んでいるとクイーンとは関係ない映像とともに楽曲が流れることが多くて
            ちょっと食傷気味というか、こういう状態で聞きたくないなぁ、なんて思っていた。
            なのに、この映画の予告編を観ただけで、涙してしまった。
            私、こんなにもクイーンの曲が、フレディの歌声が好きだったのかと再確認させられた。

            音楽映画としては文句なく傑作だと思う。
            クイーンのマニアックなファンには言いたいことはあるのかもしれないけど、
            メンバーそっくりの役者さんが楽器やマイクパフォーマンスも完璧にそっくりにこなす。
            ただ、そっくりなことに意味があるわけではなくて、
            彼らの演じるドラマとがとてもいい。
            前半は生意気な青年たちが音楽界をかけのぼっていく青春ドラマ。
            後半は成功とうらはらなフレディの孤独や苦しみの人間ドラマ。
            家族や宗教的な背景、セクシュアリティ、いろんな意味でマイノリティだったフレディ。
            人として重たいものをたくさん抱えていたフレディの書く曲が、パフォーマンスが
            なぜこんなにも人の心に刺さり、心躍らせてくれるのかが
            ドラマ部分を通じて伝わってくる。
            フレディの病気に対する描写もうまいなぁと思った。
            フレディの望む通り、お涙ちょうだいにせず、その原因や経過をみせるつくり。
            何よりもクライマックスのライブシーンの圧巻なこと。
            このためだけにももう一度みたい。
            フレディの死、という哀しい結末が待っているというのに
            まるでハッピーエンドの映画を観たような爽快感。
            語れば果てしなく長く書けそうな気がするけど、とりあえず大事なことを。
            この映画だけは、絶対に絶対に絶対に映画館で観てほしい。







            | 立石 義江 | 映画観る日々 | 16:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            「バトル・オブ・セクシーズ」
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              2018年8月27日 中洲大洋 監督:ヴァレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン

              この映画をみた少しあとに、大坂なおみとセリーナ・ウィリアムズの全米オープンの試合があって、
              女子テニスの話題がニュースになった。
              映画の主人公でもある女子テニスのかつてのチャンピオン、ビリー・ジーン・キングが試合について言及。
              「女子選手が感情的になると『ヒステリーだ』と言われペナルティが課される。それは男子選手にはない不当な扱い。」とセリーナ・ウィリアムズを擁護した。
              日本では、どうしても大坂なおみに肩入れしてセリーナへの批判的な意見が多かったし、
              どちらかというと日本人もすぐに「女のくせに」という見方をしたがるほうだから、
              新鮮な意見に思えたし、ちょっとホッとした。

              「バトル・オブ・セクシーズ」を見て、映画館でちょっと泣いた。
              てか、帰宅してもずっと泣いてた
              。泣くような映画じゃないよ。むしろ痛快な映画だよ。
              だけどね、女の子は皆戦ってる。かつて戦ってた私を思い出した。
              丁度ニュースになってた、東京医大の不正に寄せられた怒りのハッシュタグの時もこんな風に泣いていたなぁと。
              怒りとか悔しさとか、いまだ克服できない哀しさとかにうちのめされて。

              うちの父は「女には学歴はいらん」と公言する古い人間だった。
              父は私を愛していたし、最後は許してくれるとは信じていたけど、
              自分が選んだ大学に行くこと、というか四年生大学に行くことだけで父との戦いだった。
              ハンストして訴えた私の願いはあっと言う間に叶えられたし、
              結果、何不自由ない大学生活を送らせてもらったことに感謝はしている。
              それでも私は決して忘れない。
              TVにうつる女性政治家や文化人を見るたび、
              「女に学問はいらん」「雌鳥が鳴くとろくなことにならん」と娘の前で言い続けたあなたの言葉。

              平成も終わろうとしている今でも、まだ戦っている女の子がたくさんいる。
              別に女性が男性より上、と言いたいわけじゃない。
              ただ同じ権利を獲得するために、男性を超えるほどの力をださなければ声をあげることすらできない。
              私は父に女子であっても「四年生大学にいく資格があるくらい優秀」を示すために
              トップをとるしかなかったし、実際とった。
              でも、もし私が父に従順な女の子であったら、
              父と戦うのがめんどくさがる性格であったら、
              そしてトップをとる力がなかったら、そんなことを考えながら映画を見たら涙でてきた。
              今の私はすっかりそういう土俵からおりて、自分の能力のすべてを、
              いかにして自分の好きなことだけして生きるか、にそそいでいる。
              でも、戦っているたくさんの女子を思うと全力で応援したいし、やっぱり泣けてくる。
              あの頃押入れで泣いた私。
              試合に勝利してもなお、控え室で一人泣いていたビリージーン・キング。


              | 立石 義江 | 映画観る日々 | 19:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              「バーフバリ 王の凱旋 テルグ語完全版」
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                2018年10月22日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:S.S.ラージャマウリ

                いっちまったよ、今年3回目のバーフバリ。
                日頃は同じ映画や芝居を2度3度リピートするより
                新たなものを観るほうが好みなのだが。
                ちょっとお仕事がらみのままならぬことで
                ストレスを感じてたところのでの選択。
                レイトショーでお客さん少なかったのをいいことに
                ひとり小声絶叫上映(笑)。
                声をだして笑うのはもちろん
                「ジャイ・マヒシュマティ」とか「バーフバリ」連呼とか
                ひとり秘かに声にだして鑑賞。
                あー、すっきりした。
                3時間はさすがに少し疲れたけど
                3回みても飽きさせない濃密なつくりはさすが。
                一度めは、父子が同じ顔なのと、回想が長すぎるのとで
                お話を追うだけでせいいっぱいだったし、それが面白かった。
                二度目は、1とのつながりを楽しむ余裕ができて、
                つくりこまれた宮廷の美術や衣装の美しさも堪能。
                三度めともなるとまた別の部分が気になるもの。
                今回は、インド映画の「官能」について思いを馳せた。
                インド映画には直接的なラブシーンはなく、
                ミュージカル部分の歌と踊りの中でそれを匂わすことが多い。
                この映画でも、そういう意味では、
                王国に向かう船の上でのダンスシーンが一番のラブシーンなんだと思う。
                でも今回改めて一番「官能的」だと思ったのは
                その船に乗り込む直前のできごと。
                ボートに乗りこもうとしたデーバセーナがよろけ
                それをフォローしたバーフバリが
                自分の腕と肩を渡し板かがわりにさしだし、
                デーバセーナも堂々とその彼の身体を橋として
                踏みながらボートに乗り込むシーン。
                彼らの今後の関係性やこの後の展開を示唆するシーンであると同時に
                とても官能的やなぁと思った。
                って、ちょっと私のM的発想かしら?

                あと、バラーラがデーバセーナに抱く愛憎入り混じった気持ちは
                たまらん官能的やなと思った。
                バーフバリに彼女を奪われたあとに残された鎖に頬ずりするバラーラ、
                最期に命乞いをするかわりに、「ともに死のう」と言うバラーラ。
                なんてせつないシーンだろうと思ってしまった。

                とりあえず今はエンドレスバーフバリの病が発症して
                バーフバリ1 伝説誕生 が見たくてしょうがない。
                え?KBCシネマで完全版が公開されるとな?
                あー、罠にはまった。思うツボや。





                | 立石 義江 | 映画観る日々 | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                「OCEANS8」
                0
                  2018年9月7日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:ゲイリー・ロス

                  映画の楽しみ、ここにあり。
                  華やかで芸達者な女優陣。
                  きらびやかな衣装や宝石。
                  痛快なストーリーとトリック。
                  ハリウッドらしさを満喫できて、華やか度が高い分だけ
                  前作の「11」や「12」よりもポイント高いかも。
                  前作はおうちで観ちゃったってのもあるけどね。
                  やっぱりこういう華のある作品はスクリーンで観るのがいい。

                  この8人の顔ぶれの豪華さよ。
                  しかもルーツや得意分野のバラエティがアメリカっぽいよね。
                  「美」と「技」の幅が広い。
                  個人的にはケイト・ブランシェットのクール・ビューティーぶりと
                  アン・ハサウェイのしたたかな女っぷりに拍手。
                  頭がいいとか悪いとかを超えた、
                  勘のよさとか流れを呼ぶ力とか。

                  | 立石 義江 | 映画観る日々 | 10:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  「SUNNY 強い気持ち強い愛」
                  0
                    2018年9月6日 中洲大洋 監督:大根仁

                    さすがの大根さんにもハードルが高かったよね。
                    元ネタの韓国映画がよすぎた。
                    てかそれを確認するためにも今すぐにももう一度観たいくらいだ。
                    「SUNNY 永遠の仲間たち」のほうを。
                    何がどうとかうまく言えないけど
                    今一つのれなかった。
                    元ネタのほうは、もう「Time After Time」 を耳にするだけで
                    泣いちゃうくらいはまったのに。
                    もしかしたら単なる世代の差かもしれないけど、
                    確かに私はルーズソックスも安室ちゃんもリアル世代じゃないけど
                    それにしてものれなかったなぁ。
                    「ララランド」ばりの女子高生の通学ミュージカルシーン、
                    あそこで「わ!」とときめかないと入っていけなかったんだと思う。
                    なんかガチャガチャしすぎて入れなかったんだな。
                    90年代の女子高生のシーンはずっとそのガチャガチャに
                    今ひとつのれないまんまだった。

                    うん、世代の差かな。
                    戻れない青春を振り返りつつの現代シーンはやっぱりせつなかったから。
                    病院のベッドで二人並んで横になってるとこは泣けたし、
                    あの頃の歌を歌いにカラオケに行きたくもなった。
                    もう振付なんか欠片も覚えてないけど
                    私も文化祭で踊ったな。
                    「What a feeling」と「晴れのちBlueBoy」とあと何曲かあったけど
                    もう思い出せないや。
                    でも確かに一日中踊りながら一日中笑ってたな。
                    近所の中学生にお手紙もらったな。
                    たいがい私もガチャガチャしてたか、高校生の時。

                    癌告知に関するセリフにはちょと違和感あった。
                    身よりがないからいきなり本人に告知された、と芹香は言ったけど
                    今どきは病名自体は告知するほうが主流じゃないかしら?
                    手術するとかしないとか治療法の選択ができないからね。
                    余命宣告するかどうかはまた別の問題なんだろうけど。
                    たいしたことじゃないんだけど、そういうちょっとしたことで
                    古臭い感じがでちゃうよね、と思って。

                    しかし大根さん、あの小池栄子のみごとな乳をよくニセモノにしたてたな。
                    三浦春馬君の長髪イケメンもひと昔前感がでててGood Job!
                    「ん?これってイケメンなんだっけ?」って一瞬戸惑うくらい(笑)。
                    時代って怖いわぁ。


                    | 立石 義江 | 映画観る日々 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    「パンク侍切られて候」
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                      2018年8月1日 ユナイテッドシネマキャナルシティ13 監督:石井岳龍


                      花火を見ながらビールを2杯飲んでからのレイトショー。
                      寝てしまうかも、という心配をよそに
                      全く眠くはならなかったから、やっぱり面白かったんだろう。
                      だからと言って「絶賛おススメ」できるかというとそうではないし、
                      「何が面白かったか」を説明するのももちろんムリ。
                      ちょっと酒の入った頭で、
                      なーんも考えずに観たのがよかったんだろうなぁ。
                      なぜ、こうなった?とか
                      このあとこうなるのかな?とか真剣に考えながら観るタイプの人には
                      向かないかもしれない。
                      荒唐無稽・熱・勢い。
                      いろんな方向を向いた、いろんな強さの風というか
                      私のイメージでは漫画に描いたみたいな「矢印→」が
                      びゅんびゅん飛び交ってる感じ。
                      あっちこっちと振り回されるように→の飛ぶ先を追うけど
                      次々とんでくるので、ちゃんと行着地点を見届けることはできない。
                      なのに一番おっきな矢印は最後にちゃんと的にあたるんだな、みたいな。
                      なんかすっごく感覚的でわけのわからない感想ですが
                      この映画のストーリーを説明してもしょうがない、というか
                      説明できないのでこうなっちゃう。
                      あとね、全然関係ないけど
                      大濱流灌頂の大灯篭の武者絵がまさにパンク侍やった。
                      町田さんに見せたいわぁ。

                      | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |