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    鏡の中のお姫様
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      「ストリップ」
      2020年1月18日 広島第一劇場

      あいかわらず年に4.5回はストリップ劇場には通っているが
      最近こうしてブログに感想書くことはあまりなかったな。
      久しぶりに広島の劇場まで遠征したので書き留めておこう。
      あのタッパが高く鏡が美しい劇場で
      わかみほさんとアゲハさんのシルクが観られるのは
      私的には神香盤。
      今回もどちらの踊りにも泣けた。
      でもちょっと涙の質、というか想いが違うことに気付いた。
      わかみほさんは女神様。
      彼女の慈愛に満ちた笑顔をみると
      「赦された」みたいな気持ちになって
      満たされた涙が流れてくる。
      アゲハさんは天使。
      でもどこか幸薄げなのよねー。
      何かを求めて求めて
      でも満たされない切ない涙。
      シルクの技も優美なわかみほさんと
      スピードのアゲハさん。
      広島第一劇場は側面の壁の鏡が天井の鏡と映し合って
      万華鏡の中に閉じ込められたおとぎ話のお姫様のような
      美しい踊り子さんの姿。
      手が届きそうな目の前に踊ってるご本人がいるのに
      横目で鏡を見ずにはいられなくて
      失礼かしら、といつもドキドキ。

      | 立石 義江 | 芝居観る日々 | 12:54 | comments(0) | - | - | - |
      「ハスラーズ」
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        2020年2月9日 中洲大洋 監督:ローリン・スカファリア

        予告編から想像してた痛快なクライム・ムービー、とは少し違ったな。
        お金に踊り、踊らされた女たちの少し苦い犯罪と友情の物語。
        犯罪のしかけも案外単純。
        まぁあのお決まりの「姉妹が来たわ」で入ってくる
        ゴージャス美女たちの登場シーンは
        こりゃ、やられるわ、やられてもいいわ、
        と思うかっこよさだったけど。

        ストリッパーたちの映画ということで
        ストリップ好きの私が見逃がすわけにはいかない、と思ったわけだけど
        ストリップクラブのシステムが日本のストリップとは
        全く違うものなのね。
        ジェニファー・ロペスのゴージャスボディとポールダンスは眼福。
        50才?撮影の時はギリ40代?
        どっちにしても憧れ、尊敬、あがめたい身体。
        そして他のストリッパーたちも堂々たる姿が美しい。
        いろんな体型、民族、肌の色。
        まさにみんな違って、みんないい。
        ちゃんと自分の美しさ、セクシーさを知ってる女たち。
        女の友情という意味ではちょっと苦い後味の映画。
        お金でつながってるようにもみえるけど
        一番楽しい時代、楽しい経験を共有した仲間への思いいれってことだもの。
        それが女にとっては、
        買い物だったりゴージャスなプレゼント合戦だったりするところが
        苦さ・哀しさだったりはするけれど
        そこに何もない、とは言い切れないなぁ、私には。





        | 立石 義江 | 映画観る日々 | 12:51 | comments(0) | - | - | - |
        「パラサイト 半地下の家族」
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          2020年1月16日 中洲大洋 監督:ポン・ジュノ

          なんとも言えない匂い、と肌触り。
          韓国特有の食べ物の匂い、下水の匂い、雨の匂い、雨上がりの芝生の匂い、血の匂い。
          そして、ぞわぞわ、ざらざらとした肌触り。
          雨に濡れて張り付く衣服の感覚や、何かに背筋をかすめられたようなぞわりとした感触。
          昔、韓国の空港についたらキムチの匂いがすると言ったら
          韓国人の知人から日本の空港は味噌汁の匂いがすると返された。
          半地下の匂い、貧乏人の匂いがあるとすれば
          金持ちの匂いってのもするのだろうか。
          それはいい匂いなんだろうか?

          前評判どおり、面白い映画だった。
          前半、「え、そんなにとんとん拍子にうまくいくの?」とか
          この家族、実はそれぞれちゃんと経験や実力あるのになんであんな生活をしてたの?
          とかひっかかる部分もあった。
          でも後半、ほんとのパラサイト家族の登場に驚き、
          もうそんなんどうでもいいか、と思ったあたりに
          台湾カステラの失敗の話で急に納得がいく。
          一度失敗したものを許してくれない、はいあがらせてくれない社会。
          今の日本もそうだけど、
          お金でも権力でも、一度何かを手にした人は決して手放さない。
          逆に言うと一度失った人はずっと手にできない、格差は広がるばかり。
          だから一瞬明るい陽射しの中の家族を見せてくれるラストがよけいに絶望的で。
          決して後味のいい映画じゃないんだけどねぇ。
          これが現実。


          | 立石 義江 | 映画観る日々 | 15:26 | comments(0) | - | - | - |